SUH21|耐熱鋼板及び鋼帯
フェライト系/JIS G 4312:2019
原典確認済み 規格値は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典を確認して記載しています(確認日:2026年8月4日)。
SUH21 とは
SUH21 は JIS G 4312:2019(耐熱鋼板及び鋼帯)に規定されたフェライト系の耐熱鋼です。この規格には板及び帯として 28種類が規定されており、うち SUH の記号をもつのは9種類、残る19種類は SUS○○-HR の形式で規定されています。
化学成分(規格値)
| C | Si | Mn | P | S | Ni | Cr | Mo | N |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0.10以下 | 1.50以下 | 1.00以下 | 0.040以下 | 0.030以下 | — | 17.00〜21.00 | — | — |
| その他 | Al 2.00〜4.00 |
|---|
出典:JIS G 4312:2019 表4/確認日 2026年8月4日。上表は溶鋼分析値です。単位は%。
表4(フェライト系)の全体注記:Ni は 0.60%を超えてはならない。この上限はフェライト系9種すべてに適用されます。
製品分析の許容変動値:注文者が製品分析を要求する場合、その値は表3〜表6の値に JIS G 0321 の表5(ステンレス鋼及び耐熱鋼鋼材の製品分析の許容変動値)による許容変動値を適用します。炭素鋼用・合金鋼用ではなく、ステンレス・耐熱鋼専用の表5を使う点が特徴です。
出典:JIS G 4312:2019 5.2
機械的性質(規格値)
| 耐力 N/mm² | 引張強さ N/mm² | 伸び % | HBW | HRBW又はHRBS | HV | 曲げ角度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 245以上 | 440以上 | 15以上 | 210以下 | 95以下 | 220以下 | 規定なし |
出典:JIS G 4312:2019 表8(フェライト系の焼なまし状態の機械的性質)/確認日 2026年8月4日。
SUH21 だけ曲げ試験の規定がありません。表8ではフェライト系9種のうち SUH21 のみ曲げ角度・内側半径が「—」です。Al を 2.00〜4.00% 含む特殊な成分設計であることと対応しています。
出典:JIS G 4312:2019 表8
曲げ試験を行う場合、試験片の外側にき裂が生じてはなりません。
出典:JIS G 4312:2019 6.3
この規格に共通する事項(記号の読み方・製造方法・記号の読み方)は、SUH の分類ページにまとめています。
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当社の対応
当社が自社設備で加工しているのは SS400(一般構造用圧延鋼材)の厚板ガス切断・溶断です。SUH21 については、協力会社への手配を含めてお見積りを承ります。形状・寸法・数量・熱処理の要否をお知らせいただければ、調達可否とあわせてご回答します。
最終更新日:2026年8月17日
