石道鋼板株式会社
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ステンレス鋼鋳鋼品

鋳鋼品/JIS G 5121:2003/43鋼種を収録

原典確認済み 規格番号・鋼種一覧は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典を確認しています(確認日:2026年8月5日)。

圧延材ではなく鋳造品のステンレスです。ポンプケーシング・バルブ本体など、形状が複雑で削り出しに向かない部品に使われます。

押さえておきたい点

規格上の表記は「SCS 13A」とスペースが入ります。「SCS13A」と続けて書くのは通称で、規格票の検索では0件になります。また末尾に X が付く記号(SCS 13X・SCS 14X など)は対応ISO鋼種を持ち、2003年改正で ISO 11972:1998 に整合させた際のものと読めます。表1には「類似鋼種(参考)ASTM」欄があり、CF 8・CF 8M・CF 3M などとの対応が規格自身に載っています。

全43種類を収録しました

JIS G 5121:2003 表1に規定された種類の記号は全43種類です。これまで SCS 13・SCS 13A・SCS 14・SCS 16・SCS 19A の5種類しか収録していませんでしたが、JIS原典を確認したうえで残る38種類を追加し、全43種類がそろいました。

SCS 1・SCS 1X・SCS 2・SCS 2A・SCS 3・SCS 3X・SCS 4・SCS 5・SCS 6・SCS 6X・SCS 10・SCS 11・SCS 12・SCS 13・SCS 13A・SCS 13X・SCS 14・SCS 14A・SCS 14X・SCS 14XNb・SCS 15・SCS 16・SCS 16A・SCS 16AX・SCS 16AXN・SCS 17・SCS 18・SCS 19・SCS 19A・SCS 20・SCS 21・SCS 21X・SCS 22・SCS 23・SCS 24・SCS 31・SCS 32・SCS 33・SCS 34・SCS 35・SCS 35N・SCS 36・SCS 36N

【訂正】以前この分類で「31種類」と記載していたのは当社の確認漏れによる誤りです。正しくは43種類です。

表1の備考に「遠心力鋳鋼管には、上表の記号の末尾に、これを表す記号 -CF を付ける」(例 SCS 1-CF)と規定されています。

出典:JIS G 5121:2003 表1/確認日 2026年8月5日

ステンレス鋼鋳鋼品 の鋼種一覧

鋼種分類・規格特徴
SCS13JIS G 5121:2003 表1ASTM 類似鋼種:要確認
SCS13AJIS G 5121:2003 表1ASTM 類似鋼種:CF 8
SCS14JIS G 5121:2003 表1ASTM 類似鋼種:-
SCS16JIS G 5121:2003 表1ASTM 類似鋼種:-
SCS19ASCS1SCS1XSCS2SCS2ASCS3SCS3XSCS4SCS5SCS6SCS6XSCS10SCS11SCS12SCS13XSCS14ASCS14XSCS14XNbSCS15SCS16ASCS16AXSCS16AXNSCS17SCS18SCS19SCS20SCS21SCS21XSCS22SCS23SCS24SCS31SCS32SCS33SCS34SCS35SCS35NSCS36SCS36NJIS G 5121:2003 表1ASTM 類似鋼種:CF 3
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この規格に共通する事項

この分類の各鋼種ページに共通する規定の解説です。

末尾の X はISO対応鋼種の印です

表1には SCS 1X・SCS 3X・SCS 6X・SCS 13X・SCS 14X・SCS 14XNb・SCS 16AX・SCS 16AXN・SCS 21X のように末尾に X が付く記号があります。

X が付く記号には対応ISO鋼種が示されており(例:SCS 13X=GX 5 CrNi 19 9、SCS 14X=GX 5 CrNiMo 19 11 2)、X が付かない記号には対応ISOがありません。

この規格は JIS G 5121:1991 を改正し、ISO 11972:1998 に整合させたものです。

出典:JIS G 5121:2003 表1・まえがき/確認日 2026年8月5日。

規格に ASTM 対応表が載っています

表1には「類似鋼種(参考)ASTM」欄があり、CA 15・CA 40・CA 15M・CA 6NM・CF 8・CF 8M・CF 3M・CF 3MN・CF 20・CH 10・CH 20・CK 20・CF 3・CF 8C などが記載されています。

海外図面に「CF 8 相当」と書かれていた場合、規格自身が参考として対応を示しているので、推測ではなく規格の記述として扱えます。

出典:JIS G 5121:2003 表1/確認日 2026年8月5日。

低温で使う場合のクロム上限の特例

表2の注(3)「SCS 13、SCS 13A、SCS 14及びSCS 14Aで低温に使用する場合、Crの上限を23.00 %としてもよい」と規定されています。

また注(2)「必要に応じて、表記以外の合金元素を添加してもよい」。

出典:JIS G 5121:2003 表2 注(2)(3)/確認日 2026年8月5日。

規格の基本情報

JIS G 5121:2003。制定1956年5月25日、最新改正2003年6月20日、最新確認2023年10月20日。

出典:JISC規格詳細画面/確認日 2026年8月5日。

この規格は43種類あります

JIS G 5121:2003(ステンレス鋼鋳鋼品)は、表1で43種類の記号を規定しています。

SCS 1・SCS 1X・SCS 2・SCS 2A・SCS 3・SCS 3X・SCS 4・SCS 5・SCS 6・SCS 6X・SCS 10・SCS 11・SCS 12・SCS 13・SCS 13A・SCS 13X・SCS 14・SCS 14A・SCS 14X・SCS 14XNb・SCS 15・SCS 16・SCS 16A・SCS 16AX・SCS 16AXN・SCS 17・SCS 18・SCS 19・SCS 19A・SCS 20・SCS 21・SCS 21X・SCS 22・SCS 23・SCS 24・SCS 31・SCS 32・SCS 33・SCS 34・SCS 35・SCS 35N・SCS 36・SCS 36N

規格上の表記はスペース入り(「SCS 13」「SCS 16AXN」)です。詰めて書くと規格票の検索で0件になります。

表1の備考に「遠心力鋳鋼管には、上表の記号の末尾に、これを表す記号 -CF を付ける(例 SCS 1-CF)」と規定されています。

出典:JIS G 5121:2003 表1/確認日 2026年8月5日。

適用範囲

「この規格は、ステンレス鋼鋳鋼品(遠心力鋳鋼管を含む。)について規定する」。この規格はISO 11972(Corrosion-resistant cast steels for general applications)を元に作成された規格です。

圧延材ではなく鋳造品です。SUS304・SUS316などの展伸材(板・棒・管)とは別規格ですので、成分が近くても規格値をそのまま置き換えることはできません。

出典:JIS G 5121:2003 1. 適用範囲・序文/確認日 2026年8月5日。

耐力の規定の読み方

注(6)「0.2 %耐力の値とする」。

注(7)「1 %耐力の最小値を設定する場合は、0.2 %耐力の最小値よりも25 N/mm² 高い値とする(1 N/mm²=1 MPa)」。

注(8)「耐力の値は注文者の指定があった場合に適用する」。つまり指定しなければ耐力は保証対象になりません。発注時に指定してください。

出典:JIS G 5121:2003 表3 注(6)(7)(8)/確認日 2026年8月5日。