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SUH38|耐熱鋼棒及び線材

オーステナイト系/JIS G 4311:2026

原典確認済み 規格値は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典を確認して記載しています(確認日:2026年8月4日)。

SUH38 とは

SUH38 は JIS G 4311:2026(耐熱鋼棒及び線材)に規定されたオーステナイト系の耐熱鋼です。この規格には棒及び線材として 36種類が規定されています。

注意:SUH38 は「棒及び線材」の規格 JIS G 4311 の鋼種で、板・帯の規格である JIS G 4312 には規定されていません。SUH1・SUH3・SUH4・SUH11・SUH31・SUH35・SUH36・SUH37・SUH38・SUH600・SUH616 は棒・線材専用の鋼種です。

この規格は2026年5月20日に改正されています。JIS G 4311:2019 に追補1が発行され、同規格は JIS G 4311:2026 となりました。追補1の内容は、オーステナイト系に SUH314 を新設し、種類数を35種類から36種類に改めるものです。既存35種の規定値に変更はありません。

出典:JIS G 4311 追補1(2026年5月20日)まえがき

化学成分(規格値)

CSiMnPSNiCrMoN
0.25〜0.351.00以下1.20以下0.18〜0.250.030以下10.00〜12.0019.00〜21.001.80〜2.50
その他B 0.001〜0.010

出典:JIS G 4311:2026 表3/確認日 2026年8月4日。上表は溶鋼分析値です。単位は%。

SUH38 はリンを意図的に添加する、JIS鋼材のなかで極めて珍しい鋼種です。

ふつう鋼材のリン(P)は不純物として 0.030〜0.045% 以下に抑えられます。ところが SUH38 は P 0.18〜0.25% と、下限値を設けて積極的に含有させます。あわせて B(ホウ素)も 0.001〜0.010% 規定されています。

「Pの数値が高いから粗悪」ではなく、この鋼種では規格がそう定めている、という点に注意が必要です。

出典:JIS G 4311 表3

この規格に共通する事項(記号の読み方・製造方法・記号の読み方)は、SUH の分類ページにまとめています。

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最終更新日:2026年8月17日