SS540|一般構造用圧延鋼材
一般構造用鋼/JIS G 3101:2024
原典確認済み 規格値は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典を確認して記載しています(確認日:2026年7月30日)。
SS540 とは
SS540 は JIS G 3101:2024(一般構造用圧延鋼材)に規定された4種類のうちの1つです。記号の数字 540 が引張強さの下限(N/mm²)を表します。
SS540 は厚さ40 mm以下に限定された高強度側の鋼種です。引張強さも「540以上」と上限がなく、他の3種類(範囲指定)と規定の形が違います。
| 適用する形状 | 鋼板・鋼帯・形鋼・平鋼 |
|---|---|
| 適用寸法 | 厚さ40 mm以下(棒鋼は径又は対辺距離40 mm以下) |
出典:JIS G 3101:2024 表1/確認日 2026年7月30日
化学成分(規格値)
| C | Si | Mn | P | S |
|---|---|---|---|---|
| — | — | — | 0.050以下 | 0.050以下 |
出典:JIS G 3101:2024 表2/確認日 2026年7月30日。単位は%。「—」は規定がないことを示します。
機械的性質(規格値)
降伏点又は耐力(厚さ区分別)
| 厚さ | 降伏点又は耐力 N/mm² |
|---|---|
| 16 mm以下 | 400以上 |
| 16 mm超え40 mm以下 | 390以上 |
引張強さ
| 引張強さ | 540以上 N/mm² |
|---|
伸び(試験片別)
| 試験片 | 伸び % |
|---|---|
| 5号(厚さ5 mm以下) | 16以上 |
| 1A号(5 mm超え16 mm以下) | 13以上 |
| 1A号(16 mm超え40 mm以下) | 17以上 |
曲げ性
| 曲げ角度 | 180° |
|---|---|
| 内側半径 | 厚さの2.0倍 |
| 試験片 | 1号 |
出典:JIS G 3101:2024 表3/確認日 2026年7月30日。1 N/mm²=1 MPa。
化学成分は りん と 硫黄 だけ
JIS G 3101:2024 が規定している化学成分は、りん(P)と硫黄(S)の2元素だけです。炭素(C)・けい素(Si)・マンガン(Mn)の規定はありません。
表2の注a) には「必要に応じて『−』と記載している元素及びこの表に記載していない合金元素を添加してもよい」とあります。つまり C・Si・Mn の成分設計は事実上メーカーの裁量です。一方、P・S の上限値、機械的性質、寸法・形状などは JIS G 3101:2024 で規定されています。
「一般構造用圧延鋼材」という名のとおり、溶接性や特別な性能を保証する規格ではありません。溶接を伴う構造物には、炭素当量を規定した SM材(JIS G 3106)やSN材(JIS G 3136)が使われます。
出典:JIS G 3101:2024 表2・表2注a)/確認日 2026年7月30日
規格値を読むときの注意点
降伏点は上降伏点(ReH)です。表3の注a)「特に指定がない場合、降伏点は上降伏点(ReH)とする。降伏点が現出しないときは耐力(0.2%オフセット法 Rp0.2)を測定する」。
厚さ90 mmを超えると伸びの規定値が下がります。注d)「厚さ90 mm超えの鋼板の4号試験片の伸びの規定値は、厚さ25 mm又はその端数を増すごとに表の規定値から1を減じる。減じる限度は3」。厚板では表の値がそのまま効くわけではありません。
厚さ5 mm以下の曲げ試験は3号試験片を使ってもよい(注e))。
曲げ性の判定基準:曲げ試験片の外側に亀裂を生じてはならない。
出典:JIS G 3101:2024 表3注a)d)e)/確認日 2026年7月30日
この規格に共通する事項(4種類の構成・年版について)は、SS の分類ページにまとめています。
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当社の対応
当社が自社設備で加工しているのは SS400(一般構造用圧延鋼材)の厚板ガス切断・溶断です。SS540 については、協力会社への手配を含めてお見積りを承ります。形状・板厚・数量をお知らせください。
