SD295A|現行JISに存在しない鋼種
一般構造用鋼/JIS G 3112:2025
現行JISに規定なし 記載内容は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典(箇条4・表1)を確認したうえで作成しています(確認日:2026年8月5日)。
いま図面に SD295A と書かれていたら
現行の SD295 に読み替えます。規格値は次のとおりです。
| 降伏点又は耐力 | 295 N/mm²以上 |
|---|---|
| 引張強さ | 440〜600 N/mm² |
| 伸び | 2号に準じるもの 16%以上/14A号に準じるもの 17%以上 |
| 曲げ性 | 180°/内側半径は呼び名D16以下=公称直径の1.5倍、D16超え=2倍 |
| 化学成分 | C 0.27%以下/Si 0.55%以下/Mn 1.50%以下/P 0.050%以下/S 0.050%以下(炭素当量の規定なし) |
出典:JIS G 3112:2025 表2・表3/確認日 2026年8月5日
なぜ A・B があったのか
かつての JIS G 3112 では、295クラスの異形棒鋼が SD295A と SD295B に分かれていました。降伏点の上限の有無が違い、SD295A は下限のみ、SD295B は上限つきという区分でした。
現行の JIS G 3112:2025 では、異形棒鋼は SD295・SD345・SD390・SD490・SD590A・SD590B・SD685A・SD685B・SD685R・SD785R の10種類で、A・Bの区別があるのは590クラス以上です。295クラスは SD295 に一本化されています。
なお現行規格でも、降伏点に上限がつくのは SD345 以上です。SD295 は「295以上」の下限規定だけで、降伏比の規定もありません。
出典:JIS G 3112:2025 箇条4・表1・表3/確認日 2026年8月5日
発注時に確認したいこと
古い図面や社内標準に SD295A が残っている場合、次の点をご確認ください。
- ミルシートには現行の SD295 で記載されます。図面の記号と一致しないことがあります。
- 降伏点の上限を設計で見込んでいた場合、現行 SD295 には上限規定がありません。上限が必要なら、受渡当事者間で協定するか、上限規定のある SD345 以上の採用を検討してください。
- 「SD295A 相当」といった表現で流通している材料もありますが、規格上の呼称ではありません。
出典:JIS G 3112:2025/確認日 2026年8月5日
この規格に共通する事項(JIS G 3112:2025 の13種類・伸びと曲げ性の読み方)は、SD の分類ページにまとめています。
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当社の対応
当社が自社設備で加工しているのは SS400(一般構造用圧延鋼材)の厚板ガス切断・溶断です。鉄筋については、協力会社への手配を含めてお見積りを承ります。図面の記号が古い場合も、現行規格への読み替えを含めてご相談ください。
