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SD390|鉄筋コンクリート用棒鋼(異形棒鋼)

一般構造用鋼/JIS G 3112:2025

原典確認済み 規格値は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典を確認して記載しています(確認日:2026年8月5日)。

SD390 とは

SD390 は JIS G 3112:2025(鉄筋コンクリート用棒鋼)に規定された異形棒鋼です。この規格は2025年4月21日に改正され、現行版は JIS G 3112:2025 です。

化学成分(規格値)

CSiMnPS炭素当量
0.29以下0.55以下1.80以下0.040以下0.040以下0.65以下

出典:JIS G 3112:2025 表2/確認日 2026年8月5日。上表は溶鋼分析値です。単位は%。「—」は規定がないことを示します。

機械的性質(規格値)

降伏点又は耐力390〜510 N/mm²
引張強さ560以上 N/mm²
降伏比80以下
伸び2号に準じるもの 16以上/14A号に準じるもの 17以上(%)
曲げ角度180°
曲げ内側半径公称直径の2.5倍

出典:JIS G 3112:2025 表3/確認日 2026年8月5日。1 N/mm²=1 MPa。

降伏点の上限・降伏比の規定

鉄筋の規格値には、他の構造用鋼材にはあまりない特徴が2つあります。

1. 降伏点に上限がつくのは SD345 以上。SR235・SR295・SD295・SD685R・SD785R は「235以上」のように下限だけですが、SD345 からは「345〜440」と上限が入ります。設計で想定した以上の強度が出ると、降伏ヒンジの位置がずれるなど設計意図が崩れるためです。

2. 降伏比(降伏点/引張強さ)の規定は SD345〜SD685B のみ。SD345・SD390・SD490・SD590B・SD685B は80%以下、SD590A・SD685A は85%以下。A材とB材の違いは、この降伏比と引張強さの組合せです(B材のほうが降伏点の範囲が狭く、引張強さが高く、降伏比が低い)。

さらに SD590A・SD590B・SD685A・SD685B には「降伏棚のひずみ度は1.4%以上」という規定もあります。高強度鉄筋でも降伏後の塑性域を確保させるためです。

出典:JIS G 3112:2025 表3・表3注d)

化学成分の注意点

丸鋼 SR235・SR295 には、実質的な化学成分の規定がありません。表2で C・Si・Mn・炭素当量がすべて「−」で、規定があるのは P 0.050%以下と S 0.050%以下だけです。

表2の注a) には「必要に応じて、この表に記載していない合金元素及びこの表で“−”と記載している元素を添加してもよい」とあります。

炭素当量の規定は SD345 以上と SR785 のみ。SD295 と SR235・SR295 は「−」です。溶接や圧接を行う強度クラスから炭素当量の上限が入る、という構成になっています。

出典:JIS G 3112:2025 表2・表2注a)

この規格に共通する事項(JIS G 3112:2025 の13種類・伸びと曲げ性の読み方)は、SD の分類ページにまとめています。

同じ分類の鋼種

SD295 SD345 SD490 SD590A SD590B SD685A SD685B SD685R SD785R

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