FCD450-18|球状黒鉛鋳鉄品
鋳鉄品/JIS G 5502:2024
✔ 本ページの規格番号・規格値は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで JIS G 5502:2024 の原典を確認して記載しています(確認日:2026年8月5日)。
FCD450-18 の材質は、JIS G 5502:2024 で規定された球状黒鉛鋳鉄品です。以下の各表は、このJIS G 5502:2024の原典を確認して記載しています。
FCD450-18 とは
FCD450-18 は JIS G 5502:2024(球状黒鉛鋳鉄品)の表1に規定された種類の記号です。区分は SSSGIです。
| 規格上の表記 | FCD 450-18(スペースが入ります) |
|---|---|
| 記号の意味 | 引張強さ 450 MPa級・破断伸び 18 %級 |
出典:JIS G 5502:2024 表1/確認日 2026年8月5日。
引張特性(規格値)
| 対象肉厚 t mm | 0.2 %耐力 Rp0.2 MPa | 引張強さ Rm MPa | 破断伸び A % |
|---|---|---|---|
| t≦30 | 350以上 | 450以上 | 18以上 |
| 30<t≦60 | 340以上 | 430以上 | 14以上 |
| 60<t | 受渡当事者間の協定による | 受渡当事者間の協定による | 受渡当事者間の協定による |
出典:JIS G 5502:2024 7.2・表3(SSSGI)/確認日 2026年8月5日。破断伸びは 10.2.2 a) の原標点距離によります。
SSSGI は引張特性の表が SGI とは別(表3)です。注記1に「ここに示す種類の記号は、一部の圧力容器に適している」とあります。
同じ引張強さでも SSSGI のほうが耐力が高く、伸びも大きいのが特徴です。例えば FCD 450-10(SGI)は耐力280以上・伸び10以上ですが、FCD 450-18(SSSGI)は耐力350以上・伸び18以上です。
7.4 に「ただし、SSSGIは、A.2.1を満たすことが望ましい」という化学成分についての記述もあります。
出典:JIS G 5502:2024 7.2・7.4・表3/確認日 2026年8月5日。
肉厚で規格値が変わります。鋳鉄は冷え方で組織が変わるため、同じ記号でも肉厚が違えば性質が違います。
表2の注記「鋳造試験片の引張特性値は、対象肉厚に対応した鋳鉄品の引張特性値を表している。しかし、鋳鉄品は部分ごとに肉厚が変化するため、鋳鉄品全体の特性を表しているわけではない」。
お見積りの際は記号だけでなく、代表的な肉厚もお知らせください。
出典:JIS G 5502:2024 表2 注記/確認日 2026年8月5日。
化学成分と硬さには規格値がありません
7.4・7.5 でどちらも「その結果は、受渡当事者間の協定による」と規定されています。
「FCDはHB◯◯」というカタログ値は規格値ではありません。引張強さと硬さの両方を表で規定している FC(JIS G 5501)とは、規格の作りが違います。
出典:JIS G 5502:2024 7.4・7.5/確認日 2026年8月5日。
この規格に共通する事項(記号末尾の /S・/U・/C は試験片の採り方です・末尾の L・R は衝撃特性の評価温度です・SGI と SSSGI の2区分があります・供試材の限界を規格自身が断っています・規格の基本情報・記号末尾の /S・/U・/C は試験片の採り方です・末尾の L・R は衝撃特性の評価温度です・規格の基本情報)は、FCD の分類ページにまとめています。
同じ分類の鋼種
当社の対応
当社が自社設備で加工しているのは SS400(一般構造用圧延鋼材)の厚板ガス切断・溶断です。FCD450-18 については、協力会社への手配を含めてお見積りを承ります。記号・数量に加えて、代表的な肉厚と衝撃特性の要否をお知らせください。
