石道鋼板株式会社
TOP鋼材図鑑

FCD350-22L|球状黒鉛鋳鉄品

鋳鉄品/JIS G 5502:2024

✔ 本ページの規格番号・規格値は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで JIS G 5502:2024 の原典を確認して記載しています(確認日:2026年8月5日)。

FCD350-22L の材質は、JIS G 5502:2024 で規定された球状黒鉛鋳鉄品です。以下の各表は、このJIS G 5502:2024の原典を確認して記載しています。

このページは新しく追加した鋼種です。規格には規定されているのに、この鋼材図鑑に収録されていなかった鋼種です。JIS原典を確認して追加しました。

FCD350-22L とは

FCD350-22L は JIS G 5502:2024(球状黒鉛鋳鉄品)の表1に規定された種類の記号です。区分は SGIです。

規格上の表記FCD 350-22L(スペースが入ります)
記号の意味引張強さ 350 MPa級・破断伸び 22 %級

出典:JIS G 5502:2024 表1/確認日 2026年8月5日。

引張特性(規格値)

対象肉厚 t mm0.2 %耐力 Rp0.2 MPa引張強さ Rm MPa破断伸び A %
t≦30220以上350以上22以上
30<t≦60210以上330以上18以上
60<t≦200200以上320以上15以上

出典:JIS G 5502:2024 7.2・表2(SGI)/確認日 2026年8月5日。破断伸びは 10.2.2 a) の原標点距離によります。

Vノッチ吸収エネルギー値(規格値)

対象肉厚 t mm室温(23±5)℃
3個の平均値/個々
低温(−20±2)℃
3個の平均値/個々
低温(−40±2)℃
3個の平均値/個々
t≦3012以上/9以上
30<t≦6012以上/9以上
60<t≦20010以上/7以上

出典:JIS G 5502:2024 7.3・表4/確認日 2026年8月5日。単位は J。「-」は当該温度での規定がないことを示します。

FCD350-22L は低温(−40 ℃)で評価する記号です。L と R は同じ引張特性でも、衝撃特性を測る温度が違います。使用温度が低い用途では L を指定してください。

出典:JIS G 5502:2024 表1 注a) 注b)・表4/確認日 2026年8月5日。

肉厚で規格値が変わります。鋳鉄は冷え方で組織が変わるため、同じ記号でも肉厚が違えば性質が違います。

表2の注記「鋳造試験片の引張特性値は、対象肉厚に対応した鋳鉄品の引張特性値を表している。しかし、鋳鉄品は部分ごとに肉厚が変化するため、鋳鉄品全体の特性を表しているわけではない」。

お見積りの際は記号だけでなく、代表的な肉厚もお知らせください。

出典:JIS G 5502:2024 表2 注記/確認日 2026年8月5日。

化学成分と硬さには規格値がありません

7.4・7.5 でどちらも「その結果は、受渡当事者間の協定による」と規定されています。

「FCDはHB◯◯」というカタログ値は規格値ではありません。引張強さと硬さの両方を表で規定している FC(JIS G 5501)とは、規格の作りが違います。

出典:JIS G 5502:2024 7.4・7.5/確認日 2026年8月5日。

この規格に共通する事項(記号末尾の /S・/U・/C は試験片の採り方です・末尾の L・R は衝撃特性の評価温度です・SGI と SSSGI の2区分があります・供試材の限界を規格自身が断っています・規格の基本情報・記号末尾の /S・/U・/C は試験片の採り方です・末尾の L・R は衝撃特性の評価温度です・規格の基本情報)は、FCD の分類ページにまとめています。

同じ分類の鋼種

FCD350-22 FCD400-15 FCD450-10 FCD500-7 FCD600-3 FCD700-2 FCD800-2 FCD350-22R FCD400-18L FCD400-18R FCD400-18 FCD550-5 FCD900-2 FCD450-18 FCD500-14 FCD600-10

当社の対応

当社が自社設備で加工しているのは SS400(一般構造用圧延鋼材)の厚板ガス切断・溶断です。FCD350-22L については、協力会社への手配を含めてお見積りを承ります。記号・数量に加えて、代表的な肉厚と衝撃特性の要否をお知らせください。

FCD350-22L の調達・加工可否をご相談ください
FCD350-22L の見積りを依頼 ☎ 03-3653-9321