SWRH42B|硬鋼線材
線材・鉄線/JIS G 3506:2024
✔ 本ページの規格番号・規格値は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで JIS G 3506:2024 の原典を確認して記載しています(確認日:2026年8月5日)。
SWRH42B の材質は、JIS G 3506:2024 で規定された硬鋼線材です。以下の各表は、このJIS G 3506:2024の原典を確認して記載しています。
SWRH42B とは
SWRH42B は JIS G 3506:2024(硬鋼線材)に規定された21種類のうちの1つです。
末尾の B はマンガンが高いほうを表します。SWRH42A とは炭素・けい素・りん・硫黄が同一で、Mnだけが A=0.30〜0.60% に対し B=0.60〜0.90% です。Mnが高いほど焼入性が上がり、伸線後の強度を出しやすくなります。
化学成分(規格値)
| C | Si | Mn | P | S |
|---|---|---|---|---|
| 0.39〜0.46 | 0.15〜0.35 | 0.60〜0.90 | 0.030以下 | 0.030以下 |
出典:JIS G 3506:2024 表2/確認日 2026年8月5日。溶鋼分析値、単位は%。
機械的性質は規定されていません
JIS G 3506:2024 には、引張強さ・伸びなどの機械的性質の規格値がありません。箇条の並びは「4 種類の記号→5 製造方法→6 化学成分→7 鋼質→8 寸法→…→14 注文者によって提示される情報→15 報告」で、機械的性質を規定する箇条そのものが存在しません。
硬鋼線材は、そのまま使う材料ではなく伸線してピアノ線・オイルテンパー線・PC鋼線などにする素材です。強度は伸線の加減で決まるため、線材段階では成分と鋼質だけを保証する構成になっています。
他サイトで「SWRHの引張強さ」として数値が載っていることがありますが、それはJIS G 3506の規格値ではありません。メーカーの実力値か、伸線後の製品規格の値です。
出典:JIS G 3506:2024 箇条構成/確認日 2026年8月5日
製造方法・寸法
箇条5「線材は、キルド鋼とし、鋼塊から熱間圧延で製造し、熱間圧延のままとする」。熱処理は行いません。
標準径(表3):5.5・6・6.4・7・8・9・9.5・10・11・12・13・14・15 mm の13種類。
径の許容差(表4):15 mm以下=許容差±0.40 mm・偏径差0.64 mm以下。15 mm超は受渡当事者間の協定によります。
箇条5の注記に、インラインパテンチング処理材は通常2次加工業者で直接冷間加工されるため、引張強さを協定する場合があると書かれています。
出典:JIS G 3506:2024 箇条5・表3・表4/確認日 2026年8月5日
この規格に共通する事項(鋼質(箇条7)・21種類の構成とA・Bの意味・軟鋼線材(SWRM)との違い・附属書JA(特別品質規定)・鋼質(箇条7)・21種類の構成とA・Bの意味・軟鋼線材(SWRM)との違い・附属書JA(特別品質規定))は、SWRH の分類ページにまとめています。
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当社の対応
当社が自社設備で加工しているのは SS400(一般構造用圧延鋼材)の厚板ガス切断・溶断です。SWRH42B については、協力会社への手配を含めてお見積りを承ります。径と数量、種類の記号をお知らせください。
