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SUS327L1|オーステナイト・フェライト系ステンレス鋼

ステンレス鋼/JIS G 4303・G 4304・G 4305(2021)

✔ 本ページの規格番号・規格値は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで JIS G 4303:2021・JIS G 4305:2021 の原典を確認して記載しています(確認日:2026年8月5日)。

SUS327L1 の材質は、JIS G 4303:2021・JIS G 4305:2021 で規定されたオーステナイト・フェライト系ステンレス鋼です。以下の各表は、このJIS G 4303:2021・JIS G 4305:2021の原典を確認して記載しています。

SUS327L1 とは

SUS327L1 は、オーステナイト・フェライト系ステンレス鋼に分類されるステンレス鋼です。

SUS327L1 の収載状況

棒(JIS G 4303:2021)○ 収載あり
熱延板・帯(JIS G 4304:2021)- 未確認
冷延板・帯(JIS G 4305:2021)○ 収載あり

出典:JIS G 4303:2021 表1/JIS G 4304:2021 表1/JIS G 4305:2021 表1

化学成分(規格値)

CSiMnPSNiCrMoCuN
0.030以下0.80以下1.20以下0.035以下0.020以下6.00〜8.0024.00〜26.003.00〜3.500.50以下0.24〜0.32

出典:JIS G 4305:2021 表4(冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯)/確認日 2026年8月5日。溶鋼分析値、単位は%。「—」は規定がないことを示します。

機械的性質|冷延板・帯(JIS G 4305)

耐力 Rp0.2
N/mm²
引張強さ Rm
N/mm²
伸び A
%
HBWHRBW/HRBSHV
550以上795以上15以上310以下HRC32以下330以下

出典:JIS G 4305:2021 表10/確認日 2026年8月5日。1 N/mm²=1 MPa。

化学成分|棒(JIS G 4303)

CSiMnPSNiCrMoCuN
0.030以下0.80以下1.20以下0.035以下0.020以下6.00〜8.0024.00〜26.003.00〜5.000.50以下0.24〜0.32

出典:JIS G 4303:2021 表4(ステンレス鋼棒)/確認日 2026年8月5日。溶鋼分析値、単位は%。「—」は規定がないことを示します。

棒と冷延板で規格値が違います。この鋼種は JIS G 4303(棒)と JIS G 4305(冷延板)で化学成分の規定が一致しません。発注する形状に対応する規格の値をご確認ください。

機械的性質|棒(JIS G 4303)

固溶化熱処理を行った棒の機械的性質です(6.3)。供試材は JIS G 0404 の 7.6 の A類による。ただし、耐力は、注文者の指定がある場合に適用する。

耐力
N/mm²
引張強さ
N/mm²
伸び
%
絞り
%
HBWHRCHV適用寸法
550以上800以上15以上40以上310以下32以下330以下50.8 mm以下
515以上760以上15以上40以上310以下32以下330以下50.8 mm を超え 75 mm以下

注a) 絞りは、平鋼には適用しない。ただし、注文者の指定がある場合、絞りの規定値は、受渡当事者間の協定による。

注b) 硬さは、いずれかの硬さによる。いずれの硬さを適用するかは、特に指定のない場合、製造業者の選択による。

出典:JIS G 4303:2021 表9/確認日 2026年8月5日。1 N/mm²=1 MPa。

棒には「絞り」の規定があります。板・帯の規格(G4304・G4305)にはない項目で、断面がどれだけ縮むかを示す延性の指標です。ただし注a) に「絞りは、平鋼には適用しない。ただし、注文者の指定がある場合、絞りの規定値は、受渡当事者間の協定による」とあります。丸鋼・角鋼・六角鋼には適用され、平鋼には適用されません。

適用寸法にも上限があります。オーステナイト系は径180 mm以下、それ以外の分類は75 mm以下。これを超える場合は「機械的性質の規定の要否、その規定値及び供試材の種類は、受渡当事者間の協定による」(6.1 a))となります。太物では規格値が自動的には効きません。

出典:JIS G 4303:2021 6.1 a)・表8〜表13 注a)/確認日 2026年8月5日

この規格に共通する事項(この鋼種はどの規格で買えるか・熱処理の状態を表す記号(表2)・冷延板・帯を注文するときの注意点・冷延板・帯を注文するときの注意点)は、SUS_D の分類ページにまとめています。

SUS327L1 の磁性(参考)

磁性は JIS の規格値ではありません。本ページに掲載した規格値(化学成分・機械的性質)とは異なり、以下は金属組織に由来する一般的な性質の説明です。

SUS327L1 は、JIS でオーステナイト・フェライト系(二相系)ステンレス鋼に区分されています。オーステナイト相とフェライト相の二相からなる組織で、フェライト相をもつため磁石に付きます(強磁性)。

溶体化処理をした状態でも磁性を示します。

種類の区分は JIS 原典(表1)で確認した事実です。磁性についての記述は JIS の規格値ではなく、参考情報です。

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当社の対応

当社が自社設備で加工しているのは SS400(一般構造用圧延鋼材)の厚板ガス切断・溶断です。SUS327L1 については、協力会社への手配を含めてお見積りを承ります。形状(棒・熱延板・冷延板)と寸法・数量をお知らせください。形状によって適用規格が変わります。

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