SGD3|みがき棒鋼用一般鋼材
化学成分保証/JIS G 3108:2021
原典確認済み 規格値は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典を確認して記載しています(確認日:2026年8月4日)。
SGD3 とは
SGD3 は JIS G 3108:2021(みがき棒鋼用一般鋼材)に規定された鋼材です。みがき棒鋼をつくるための材料(素材)側の記号にあたります。
みがき棒鋼は2つの規格の組合せで成り立っています。
| 材料(素材) | JIS G 3108:2021(みがき棒鋼用一般鋼材) |
|---|---|
| 製品(みがき棒鋼) | JIS G 3123:2004(みがき棒鋼) |
年版が17年ずれている点に注意が必要です。SGD1〜SGD4 は材料側の記号、SGD290-D・SGD400-D は製品側の記号です。
出典:日本産業標準調査会 規格詳細画面(2026年8月5日確認)
化学成分(規格値)
| C | Si | Mn | P | S |
|---|---|---|---|---|
| 0.15〜0.20 | 0.50以下 | 0.30〜0.60 | 0.045以下 | 0.045以下 |
出典:JIS G 3108:2021 表2/確認日 2026年8月5日。上表は溶鋼分析値です。単位は%。
JIS G 3108:2021 表1 は、保証する対象が正反対の2グループに分かれます。
| SGDA・SGDB | 機械的性質を保証(C・Si・Mn を規定しない) |
|---|---|
| SGD1・SGD2・SGD3・SGD4 | 化学成分を保証(機械的性質を規定しない) |
SGD3 は後者です。したがって引張強さなどの機械的性質は規定されていません。
出典:JIS G 3108:2021 表1・表2・表3
SGD1〜SGD4 の炭素量の違い
| 種類の記号 | C(%) | Si | Mn |
|---|---|---|---|
| SGD1 | 0.10以下 | 0.50以下 | 0.30〜0.60 |
| SGD2 | 0.10〜0.15 | 0.50以下 | 0.30〜0.60 |
| SGD3 | 0.15〜0.20 | 0.50以下 | 0.30〜0.60 |
| SGD4 | 0.20〜0.25 | 0.50以下 | 0.30〜0.60 |
出典:JIS G 3108:2021 表2/確認日 2026年8月5日。Si・Mn・P・S は4種すべて共通です。
注c)Mn の緩和規定:SGD1、SGD2、SGD3 及び SGD4 の Mn は、受渡当事者間の協定によって 0.60%〜0.90% としてもよい。この場合、それぞれの種類の記号の末尾に、Mn 規定値を指定する記号 M を付記します。
注b)次回改正時の予告:SGD1、SGD2、SGD3 及び SGD4 においては、この表に記載していない合金元素は、受渡当事者間の協定がない限り、溶鋼を仕上げる目的以外に意図的に添加してはならない。次回改正時に、受渡当事者間の協定による運用を除外する予定である。
出典:JIS G 3108:2021 表2 注b)・注c)
みがき棒鋼の記号の読み方
JIS G 3123:2004 表1 では、みがき棒鋼の種類及び記号を 「材料+加工方法+熱処理方法+公差等級」の組合せで表します。
| 加工方法 | 冷間引抜き=D/研削=G/切削=T |
|---|---|
| 熱処理方法 | 焼ならし=N/焼入焼戻し=Q/焼なまし=A/球状化焼なまし=AS |
| 公差等級 | IT公差等級の実数(例:IT11 の場合は 11) |
読み方の例
| SGD3-D9 | SGD3 を冷間引抜き、公差等級9 |
|---|---|
| SGD400-T12 | SGD400 を切削、公差等級12 |
| S45C-DQG7 | S45C を冷間引抜き → 焼入焼戻し → 研削、公差等級7 |
| S35C-DAS10 | S35C を冷間引抜き → 球状化焼なまし、公差等級10 |
出典:JIS G 3123:2004 表1・注(2)
みがき棒鋼の材料は6つの規格から選べます。
| 炭素鋼みがき棒鋼 | JIS G 3108(みがき棒鋼用一般鋼材)/JIS G 4051(機械構造用炭素鋼鋼材)/JIS G 4804(硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材) |
|---|---|
| 合金鋼みがき棒鋼 | JIS G 4052(焼入性を保証した構造用鋼鋼材)/JIS G 4053(機械構造用合金鋼鋼材)/JIS G 4202(アルミニウムクロムモリブデン鋼鋼材) |
S45C や SNC836 のみがき棒鋼も、この規格の範囲に入ります。
出典:JIS G 3123:2004 表1
製造方法:鋼材は、鋼塊(連続鋳造で製造した鋼片を含む。)から鍛錬成形比 4S 以上の熱間圧延で製造し、特に指定のない限り、熱間圧延のままとします。
寸法:棒鋼の寸法、質量及びその許容差は JIS G 3191 による。ただし標準寸法は 130mm 以下。平鋼は JIS G 3194 による。ただし標準幅は 125mm 以下。
出典:JIS G 3108:2021 箇条5・箇条8
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当社の対応
当社が自社設備で加工しているのは SS400(一般構造用圧延鋼材)の厚板ガス切断・溶断です。SGD3 については、協力会社への手配を含めてお見積りを承ります。形状・寸法・数量・熱処理の要否をお知らせいただければ、調達可否とあわせてご回答します。
