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SF540B|炭素鋼鍛鋼品

鍛鋼品/JIS G 3201:2008

原典確認済み 規格値は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典を確認して記載しています(確認日:2026年8月4日)。

概要

SF540B は、JIS G 3201:2008 に規定される炭素鋼鍛鋼品です。末尾の B は熱処理の区分を表し、B 種は焼入焼戻しを行った鍛鋼品です。旧記号は SF 55 B です。

鋼種記号SF540B
規格番号JIS G 3201:2008
規格名称炭素鋼鍛鋼品
熱処理焼入焼戻し(B 種)
引張強さ540〜690 N/mm²
硬さ152以上 HB
旧記号(表1-1)SF 55 B
分類炭素鋼鍛鋼品
材料グループ鍛鋼品

出典:JIS G 3201:2008 表1-2・表4-2/確認日 2026年8月4日

化学成分(規格値)

CSiMnPS
0.60以下0.15〜0.500.30〜1.200.030以下0.035以下

出典:JIS G 3201:2008 表2/確認日 2026年8月4日。上表は溶鋼分析値です。

化学成分は全9鋼種で共通の1行です。SF340A も SF640B も、規格上の成分範囲は同じ。鋼種の違いは熱処理と機械的性質だけです。

また同規格 表2 の備考には次の記載があります。

炭素当量は、受渡当事者間の協議によって決めることができる。
化学成分は、表2の範囲内で受渡当事者間の協議によって決めることができる。

出典:JIS G 3201:2008 表2 備考1・2

機械的性質(規格値)

B 種は熱処理時の供試部の直径・厚さ又は軸方向の長さによって規定値が変わります。

供試部の寸法 mm降伏点 N/mm²伸び% 軸伸び% 切線絞り% 軸絞り% 切線シャルピー J/cm² 軸シャルピー J/cm² 切線
100未満335以上21以上17以上45以上36以上59以上39以上
100以上250未満315以上21以上17以上43以上34以上59以上39以上
250以上400未満295以上20以上16以上40以上32以上49以上34以上

引張強さ 540〜690 N/mm²・硬さ 152以上 HB は全区分共通。伸びは14A号試験片、シャルピーは3号試験片。
出典:JIS G 3201:2008 表4-2/確認日 2026年8月4日

寸法が大きいほど保証値が下がります。SF540B の降伏点は 100mm未満で 335以上、250〜400mm では 295以上 です。焼入性の限界を規格が織り込んでいるためで、大型鍛造品を手配する際は寸法区分の確認が必要です。

出典:JIS G 3201:2008 表4-2

旧記号との対応

JIS G 3201:2008 は、SI単位化にともなって記号を変更しています。表1-1(昭和65年12月31日まで適用)が旧記号、表1-2(昭和66年1月1日から適用)が現行記号です。

古い図面に SF 55 B と記載されている場合は、現行の SF540B にあたります。

出典:JIS G 3201:2008 表1-1・表1-2

当社の対応

当社の実務情報

当社が自社設備で加工しているのは SS400(一般構造用圧延鋼材)の厚板ガス切断・溶断です。SF540B については、協力会社への手配を含めてお見積りを承ります。形状・寸法・数量・熱処理の要否をお知らせいただければ、調達可否とあわせてご回答します。

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この規格に共通する事項(すべての値が軸方向と切線方向で分かれています)は、SF の分類ページにまとめています。

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最終更新日:2026年8月17日