SB480M|ボイラ及び圧力容器用炭素鋼及びモリブデン鋼鋼板
ボイラ・圧力容器用鋼板/JIS G 3103:2023
原典確認済み 規格値は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典を確認して記載しています(確認日:2026年8月4日)。
概要
SB480M は、JIS G 3103:2023 に規定されるモリブデン鋼です。適用厚さは 6以上 150以下 mm。同規格の鋼板は5種類で、末尾の M はモリブデン鋼を表します。
| 鋼種記号 | SB480M |
|---|---|
| 規格番号 | JIS G 3103:2023 |
| 規格名称 | ボイラ及び圧力容器用炭素鋼及びモリブデン鋼鋼板 |
| 鋼種の系統 | モリブデン鋼 |
| 適用厚さ | 6以上 150以下 mm |
| 分類 | ボイラ及び圧力容器用炭素鋼及びモリブデン鋼鋼板 |
| 材料グループ | ボイラ・圧力容器用鋼板 |
出典:JIS G 3103:2023 表1/確認日 2026年8月4日
化学成分(規格値)
炭素の上限は板厚区分で変わります。
| 厚さ mm | C |
|---|---|
| 6以上25以下 | 0.20以下 |
| 25超え50以下 | 0.23以下 |
| 50超え100以下 | 0.25以下 |
| 100超え150以下 | 0.27以下 |
| Si | Mn | P | S | Mo |
|---|---|---|---|---|
| 0.15〜0.40 | 0.90以下 | 0.020以下 | 0.020以下 | 0.45〜0.60 |
このほか Cu 0.40以下・Ni 0.40以下・Cr 0.30以下・Nb 0.02以下・V 0.03以下・Ti 0.03以下・B 0.0010以下。
出典:JIS G 3103:2023 表3/確認日 2026年8月4日。上表は溶鋼分析値です。
JIS G 3103:2023 表3 の注a)には、次の記載があります。
SB410、SB450 及び SB480 については、C の規定値を 0.01% 低減するごとに、Mn の規定値を 0.06% 増加してもよい。ただし、Mn の規定値の上限は、1.50% とする。
炭素を下げれば、その分マンガンを増やせる——溶接性と強度の両立を規格が条件付きで認めています。
出典:JIS G 3103:2023 表3 注a
機械的性質(規格値)
| 降伏点又は耐力 | 275以上 N/mm² |
|---|---|
| 引張強さ | 480〜620 N/mm² |
| 曲げ角度 | 180° |
曲げ性が規格項目にあります。内側半径は板厚で変わります。
| 厚さ mm | 内側半径 |
|---|---|
| 6以上25以下 | 厚さの0.75倍 |
| 25超え100以下 | 厚さの1.00倍 |
| 100超え150以下 | 厚さの1.25倍 |
伸びは試験片の種類で値が変わります(1A号/10号)。
出典:JIS G 3103:2023 表5/確認日 2026年8月4日
JIS G 3103:2023 表5 の注b)には、SB480M を含む M 材の救済規定があります。
SB450M 及び SB480M の厚さ 6mm 超え 20mm 未満の鋼板の 1A号試験片の伸び値が、この表の規定下限値を満足しない場合、その伸び値が、この表の規定下限値(%)から 3 を減じた値以上のときは、破断部を含む原標点距離 50mm の伸び値が 25% 以上であれば、この表の規定にかかわらず合格とする。
出典:JIS G 3103:2023 表5 注b
当社の対応
当社が自社設備で加工しているのは SS400(一般構造用圧延鋼材)の厚板ガス切断・溶断です。SB480M については、協力会社への手配を含めてお見積りを承ります。形状・寸法・数量・熱処理の要否をお知らせいただければ、調達可否とあわせてご回答します。
この規格に共通する事項(末尾 M の意味 — 成分と強度で見る)は、SB の分類ページにまとめています。
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最終更新日:2026年8月17日
