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FC150|ねずみ鋳鉄品

鋳鉄・鋳鋼/JIS G 5501:1995

原典確認済み 規格値は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典を確認して記載しています(確認日:2026年8月3日)。

FC150 とは

FC150 は JIS G 5501:1995(ねずみ鋳鉄品)に規定された6種類のうちの1つです。記号の数字 150 が、そのまま引張強さの下限(N/mm²)を表します。

機械的性質(規格値)

引張強さ(別鋳込み供試材)150 N/mm²以上
硬さ(別鋳込み供試材)HB 212以下

出典:JIS G 5501:1995 箇条5・表2/確認日 2026年8月3日。硬さは注文者の要求がある場合に適用します。1 N/mm²=1 MPa。

化学成分は規定されていません

JIS G 5501:1995 には、化学成分の規格値がありません。箇条4に「鋳鉄品は、特に必要がある場合、9.4の試験を行い、その化学成分は、受渡当事者間の協定による」と規定されているだけです。

これは機械構造用鋼(G4051・G4053)とちょうど正反対の構造です。機械構造用鋼は「化学成分の規定があって機械的性質の規定がない」、ねずみ鋳鉄品は「化学成分の規定がなくて機械的性質の規定がある」。

他サイトで「FCの化学成分」としてC・Si・Mnの値が載っていることがありますが、それはJIS G 5501の規格値ではありません。

出典:JIS G 5501:1995 箇条4/確認日 2026年8月3日

記号の数字は引張強さです

FCの数字は炭素量ではなく、引張強さ(N/mm²)を表します。FC200=引張強さ200 N/mm²以上、FC350=350 N/mm²以上。

S45CやSK材のように数字が炭素量を示す記号体系とは、まったく別の考え方です。「性能で名前をつけている」ため、成分の規定が不要という設計になっています。

出典:JIS G 5501:1995 表1・表2/確認日 2026年8月3日

この規格に共通する事項(供試材は3種類あります・年版について)は、FC の分類ページにまとめています。

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