ねずみ鋳鉄品
鋳鉄・鋳鋼/JIS G 5501:1995/6鋼種を収録
原典確認済み 規格番号は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典を確認しています(確認日:2026年8月4日)。個別の鋼種ページには、当該JISで規定されている化学成分、機械的性質、適用条件などを、原典確認済みの範囲で掲載しています。
最も一般的な鋳鉄。黒鉛が片状に晶出し、優れた鋳造性・被削性・振動吸収性・耐摩耗性をもつ。記号の数字は最低引張強さ(N/mm²)。ぜい性があり延性・溶接性は乏しい。
加工・取扱いのポイント
参考情報
この項目はJIS規格値ではありません。一般的な傾向、およびメーカー資料・当社の加工/調達経験にもとづく実務情報です。入手性・加工条件は時期・メーカー・数量によって異なります。
ガス切断は不可(片状黒鉛のため)。切断・加工は機械加工が基本。溶接も原則不可(専用溶接棒・予熱が必要)。被削性は良好で、工作機械のベッド・ベース・プーリ等に多用される。
ねずみ鋳鉄品の鋼種一覧
| 鋼種 | 規格・成分の目安 参考 | 特徴 参考 |
|---|---|---|
| FC100 | 引張100 N/mm²以上 | 最軟質。重錘・カウンターウェイト |
| FC150 | 引張150 N/mm²以上 | 一般鋳物 |
| FC200 | 引張200 N/mm²以上 | 機械ベース・プーリの定番 |
| FC250 | 引張250 N/mm²以上 | 工作機械ベッドの標準材 |
| FC300 | 引張300 N/mm²以上 | 高強度鋳鉄 |
| FC350 | 引張350 N/mm²以上 | ねずみ鋳鉄の最高強度 |
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この規格に共通する事項
この分類の各鋼種ページに共通する規定の解説です。
供試材は3種類あります
ねずみ鋳鉄品には供試材が3種類あり、規定値があるのは別鋳込み供試材だけです。
| 表2 別鋳込み供試材 | 規定(上表の値) |
|---|---|
| 参考表1 本体付き供試材 | 参考 |
| 参考表2 実体強度用供試材 | 参考 |
どの供試材で測ったかで数値が変わります。ミルシートの値を見るときは、どの供試材の値かを確認してください。
硬さは注文者の要求がある場合に適用されます。箇条5「鋳鉄品は、9.5の試験を行い、別鋳込み供試材の引張強さ及び硬さは表2による。なお、硬さは、注文者の要求がある場合に適用する」。
出典:JIS G 5501:1995 箇条5・表2・参考表1・参考表2/確認日 2026年8月3日
年版について
JIS G 5501 の最新改正は 1995年7月1日です。古く見えますが、最新確認年月日が2025年10月20日で、現行規格として有効です。他の規格が2019〜2026年に改正されているのと対照的に、ねずみ鋳鉄品の規格は30年間内容が変わっていません。
制定は1954年3月29日、全7ページの短い規格です。
出典:JISC規格詳細画面/確認日 2026年8月3日
