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SWRM2|軟鋼線材

線材・鉄線/JIS G 3505:2024 附属書JA

✔ 本ページの規格番号・規格値は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで JIS G 3505:2024 の原典を確認して記載しています(確認日:2026年8月5日)。

SWRM2 の材質は、JIS G 3505:2024 で規定された軟鋼線材です。以下の各表は、このJIS G 3505:2024の原典を確認して記載しています。

SWRM2 は本体の表1には載っていません。JIS G 3505:2024 の本体表1は SWRM6・8・10・12・15・17・20・22 の8種類で、SWRM2 は附属書JA(規定)特別品質規定の表JA.1に置かれています。受渡当事者間の協定によって指定する種類です。

SWRM2 とは

SWRM2 は、軟鋼線材のなかでも超低炭素の種類です。本体の最低炭素である SWRM6(C 0.08%以下)よりさらに炭素が低く、C 0.04%以下 です。

炭素が低いほど軟らかく、伸線や深絞りなどの冷間加工がしやすくなります。そのぶん強度は出ないため、加工性を最優先する用途で選ばれます。

化学成分(規格値)

CMnPS
0.04以下0.60以下0.040以下0.040以下

出典:JIS G 3505:2024 表JA.2/確認日 2026年8月5日。溶鋼分析値、単位は%。軟鋼線材の化学成分にけい素(Si)の規定はありません。

機械的性質は規定されていません

JIS G 3505:2024 には機械的性質の規格値がありません。箇条の並びは「4 種類の記号→5 製造方法→6 化学成分→7 寸法→8 外観→9 分析試験」で、引張強さ・伸びなどを規定する箇条がありません。

軟鋼線材は鉄線・亜鉛めっき鉄線などにする素材で、強度は伸線の加減で決まります。他サイトの「SWRMの引張強さ」はJIS規格値ではありません。

出典:JIS G 3505:2024 箇条構成/確認日 2026年8月5日

種類は10種類(本体8種+附属書JA 2種)

本体 表1SWRM6・SWRM8・SWRM10・SWRM12・SWRM15・SWRM17・SWRM20・SWRM22(8種類)
附属書JA 表JA.1SWRM2・SWRM4(2種類)

記号の数字は炭素量の目安です。SWRM6=C 0.08%以下、SWRM22=C 0.20〜0.25%。数字が大きいほど炭素が多くなります。SWRM10以降は炭素に下限もつきます(SWRM6・8は上限のみ)。

Mnの規定の形も違います。SWRM6・8は「0.60以下」と上限だけ、SWRM10以降は「0.30〜0.60」と下限がつきます。

出典:JIS G 3505:2024 表1・表2・表JA.1/確認日 2026年8月5日

キルド鋼指定は記号末尾に「K」

キルド鋼を指定する場合は、種類の記号の末尾に K を付記します(例:SWRM2K)。

注記に「種類の記号の末尾にKを付記することは、めっき線の線材の場合、鋼中に脱酸剤として添加される元素が影響することがあるため」という趣旨が書かれています。

箇条5は「線材は、キルド鋼又はリムド相当鋼とし、鋼塊から熱間圧延で製造し、熱間圧延のままとする」。熱処理は行いません。硬鋼線材(G3506)がキルド鋼限定なのと対照的です。

出典:JIS G 3505:2024 箇条4注記・箇条5/確認日 2026年8月5日

製造方法・寸法

標準径(表3):5.5・6・6.4・7・8・9・9.5・10・11・12・13・14・15・16・17・19 mm の16種類。

径の許容差(表4):15 mm以下=±0.40 mm・偏径差0.64 mm以下/15 mm超25 mm以下=±0.50 mm・偏径差0.80 mm以下/25 mm超=受渡当事者間の協定。

外観(箇条8):「線材は、使用上有害な欠点があってはならない」としつつ、「線材は、一般に検査によって全長にわたっての欠点の有無を確認することが困難である」旨が明記されています。

出典:JIS G 3505:2024 表3・表4・箇条8/確認日 2026年8月5日

適用範囲と対応国際規格

箇条1「鉄線、亜鉛めっき鉄線などの製造に用いられる軟鋼線材について規定する。ただし、溶接棒心線用線材を除く」。溶接棒の心線は別規格です。

2017年に第3版として発行された ISO 16120-1 及び ISO 16120-2 を基とし、技術的内容を変更して作成されています。附属書JAは対応国際規格にはない事項です。

英文の規格名称は Low carbon steel wire rods。制定1956年8月21日、最新改正2024年4月22日です。

出典:JIS G 3505:2024 箇条1・序文・規格名称/確認日 2026年8月5日

この規格に共通する事項(種類は10種類(本体8種+附属書JA 2種)・キルド鋼指定は記号末尾に「K」・適用範囲と対応国際規格)は、SWRM の分類ページにまとめています。

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当社の対応

当社が自社設備で加工しているのは SS400(一般構造用圧延鋼材)の厚板ガス切断・溶断です。SWRM2 については、協力会社への手配を含めてお見積りを承ります。径と数量をお知らせください。附属書JAの種類のため、受渡当事者間の協定が必要になります。

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