SN400C|建築構造用圧延鋼材
建築構造用/JIS G 3136:2022
原典確認済み 規格値は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典を確認して記載しています(確認日:2026年8月3日)。
SN400C とは
SN400C は JIS G 3136:2022(建築構造用圧延鋼材)に規定された5種類のうちの1つです。記号の数字が引張強さの下限の目安(N/mm²)を表します。末尾の A・B・C は JIS G 3136:2022 が定める種類の区分で、SN400C はC種です。
| 適用厚さ | 16 mm以上100 mm以下 |
|---|---|
| 区分 | C種 |
JIS G 3136 の収載は SN400A・SN400B・SN400C・SN490B・SN490C の5種類で、この鋼材図鑑の収録と完全に一致します。欠落はありません。
出典:JIS G 3136:2022 表1・表2/確認日 2026年8月3日
化学成分(規格値)
| 厚さ区分 | C | Si | Mn | P | S |
|---|---|---|---|---|---|
| 16 mm以上50 mm以下 | 0.20以下 | 0.35以下 | 0.60〜1.50 | 0.020以下 | 0.008以下 |
| 50 mm超え100 mm以下 | 0.22以下 | 0.35以下 | 0.60〜1.50 | 0.020以下 | 0.008以下 |
出典:JIS G 3136:2022 表2/確認日 2026年8月3日。単位は%。表2 注a) に「必要に応じて、『-』と記載している元素及びこの表に記載していない合金元素を添加してもよい」と規定されています。
機械的性質(規格値)
降伏点又は耐力・引張強さ・降伏比
| 厚さ区分 | 降伏点又は耐力 N/mm² | 引張強さ N/mm² | 降伏比 % |
|---|---|---|---|
| 16 mm | 235〜355 | 400〜510 | 80以下 注c) |
| 16 mm超え40 mm以下 | 235〜355 | 400〜510 | 80以下 |
| 40 mm超え100 mm以下 | 215〜335 | 400〜510 | 80以下 |
伸び
| 厚さ区分 | 試験片 | 伸び % |
|---|---|---|
| 16 mm | 1A号 | 18以上 |
| 16 mm超え40 mm以下 | 1A号 | 22以上 |
| 40 mm超え50 mm以下 | 1A号 | 22以上 |
| 40 mm超え50 mm以下 | 4号 | 24以上 |
| 50 mm超え100 mm以下 | 4号 | 24以上 |
出典:JIS G 3136:2022 表7/確認日 2026年8月3日。40 mm超え50 mm以下の厚さでは、1A号と4号のどちらの試験片も規定されています。
シャルピー衝撃試験(規格値)
| 試験温度 | 吸収エネルギー | 試験片・方向 | 対象 |
|---|---|---|---|
| 0 ℃ | 27 J以上 | Vノッチ試験片・圧延方向 | 厚さ12 mm超え |
3個の平均値で、JIS G 0404 の 9.6 によって判定します。
注a)「受渡当事者間の協定によって、この試験温度より低い温度で試験を行う場合は、その試験温度に置き換えてもよい」。注b)「受渡当事者間の協定によって圧延直角方向での試験を行う場合、注文者の承認があれば圧延方向での試験を省略してもよい」。
出典:JIS G 3136:2022 8.2 表8・注a)・注b)/確認日 2026年8月3日
厚さ方向特性(規格値)— C種だけの規定
| 対象厚さ | 絞り(3個の平均値) | 絞り(個々の試験値) |
|---|---|---|
| 16 mm以上100 mm以下 | 25 %以上 | 15 %以上 |
これがC種の中身です。板厚方向に引張力がかかる部位(柱梁接合部のダイアフラムなど)で、層状割れ(ラメラテア)を防ぐための規定です。B種にはありません。
出典:JIS G 3136:2022 8.3 表9/確認日 2026年8月3日
SN材には降伏点の「上限」があります
SS材やSM材の降伏点は「◯◯以上」だけですが、SN材は上限つきの範囲で規定され、さらに降伏比80%以下が定められています(B種・C種)。
地震時に、狙った場所で先に降伏してほしいのに材料が想定より強いと、別の場所が壊れます。強すぎる材料を許さないための規定です。これはSS400・SM490にはありません。
ただし厚さ 6 mm以上12 mm未満(B種)は「235以上」「325以上」で上限がなく、降伏比の規定もありません。また注c) により、表14のt1が9 mm以下のH形鋼及びCT形鋼は降伏比の上限を85%とする、注b) により同じ形鋼では降伏点又は耐力の上限を適用しないと定められています。
出典:JIS G 3136:2022 表7 注b)・注c)/確認日 2026年8月3日
この規格に共通する事項(A種・B種・C種は「使う場所」で分かれます・「-UT」という記号の意味・適用厚さは6〜100 mm。C種は16 mm以上・規格の基本情報)は、SN の分類ページにまとめています。
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当社が自社設備で加工しているのは SS400(一般構造用圧延鋼材)の厚板ガス切断・溶断です。SN400C については、協力会社への手配を含めてお見積りを承ります。板厚・数量と、溶接の有無・板厚方向に力がかかる部位かどうかをお知らせください。
