SM520B|溶接構造用圧延鋼材
一般構造用鋼/JIS G 3106:2024
原典確認済み 規格値は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典を確認して記載しています(確認日:2026年8月3日)。
SM520B とは
SM520B は JIS G 3106:2024(溶接構造用圧延鋼材)に規定された鋼種です。記号の数字が引張強さの下限(N/mm²)、末尾の記号が靱性の区分を表します。
| 区分 | B種(0 ℃・27 J以上) |
|---|---|
| 適用厚さ | 100 mm以下 |
出典:JIS G 3106:2024 表1・表8/確認日 2026年8月3日
化学成分(規格値)
| 厚さ | C | Si | Mn | P | S |
|---|---|---|---|---|---|
| 100 mm以下 | 0.20以下 | 0.55以下 | 1.65以下 | 0.035以下 | 0.035以下 |
| 溶接割れ感受性組成 PCM | 0.26以下(厚さ50 mm以下)/0.27以下(50 mm超え100 mm以下) |
|---|
出典:JIS G 3106:2024 表2・表6/確認日 2026年8月3日。溶鋼分析値、単位は%。「—」は規定がないことを示します。
機械的性質(規格値)
降伏点又は耐力(厚さ区分別)
| 厚さ | 降伏点又は耐力 N/mm² |
|---|---|
| 16 mm以下 | 365以上 |
| 16 mm超え40 mm以下 | 355以上 |
| 40 mm超え75 mm以下 | 335以上 |
| 75 mm超え100 mm以下 | 325以上 |
引張強さ
| 引張強さ | 520〜640 N/mm² |
|---|
伸び(厚さ・試験片別)
| 厚さ | 試験片 | 伸び % |
|---|---|---|
| 厚さ5 mm以下 | 5号 | 19以上 |
| 5 mm超え16 mm以下 | 1A号 | 15以上 |
| 16 mm超え40 mm以下 | 1A号 | 19以上 |
| 40 mm超え50 mm以下 | 1A号 | 19以上 |
| 40 mm超え50 mm以下 | 4号 | 21以上 |
| 50 mm超え100 mm以下 | 4号 | 21以上 |
シャルピー吸収エネルギー
| 規定 | 0 ℃/27 J以上 |
|---|---|
| 試験片 | Vノッチ・圧延方向 |
出典:JIS G 3106:2024 表7・表8/確認日 2026年8月3日。1 N/mm²=1 MPa。
SM490Y は降伏点が高い派生鋼種
SM490YA・SM490YB は、SM490A・SM490B と引張強さの範囲が同じ(490〜610)でありながら、降伏点だけが高い鋼種です。
| SM490(16 mm以下) | SM490Y(16 mm以下) | |
|---|---|---|
| 降伏点 | 325以上 | 365以上 |
| 引張強さ | 490〜610 | 490〜610 |
降伏点で設計する構造物では、同じ引張強さでも許容応力を高く取れます。そのぶん降伏比が高くなるため、変形能力を見込む設計では注意が要ります。
出典:JIS G 3106:2024 表7/確認日 2026年8月3日
この規格に共通する事項(A種・B種・C種はシャルピー吸収エネルギーの違い・適用厚さが鋼種で違います・SS材との違い・年版について・溶接割れ感受性組成(PCM))は、SM の分類ページにまとめています。
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当社が自社設備で加工しているのは SS400(一般構造用圧延鋼材)の厚板ガス切断・溶断です。SM520B については、協力会社への手配を含めてお見積りを承ります。板厚・数量と、必要な靱性区分(A種/B種/C種)をお知らせください。
