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SCMn1|構造用高張力炭素鋼及び低合金鋼鋳鋼品

鋳鋼品/JIS G 5111:1991

原典確認済み 規格値は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典を確認して記載しています(確認日:2026年8月5日)。

SCMn1 とは

SCMn1 は JIS G 5111:1991(構造用高張力炭素鋼及び低合金鋼鋳鋼品)の表1に規定された種類の記号です。圧延材ではなく鋳造品です。

規格上の表記SCMn 1(スペースが入ります)
適用構造用

出典:JIS G 5111:1991 表1/確認日 2026年8月5日。

化学成分(規格値)

CSiMnPSNiCrMo
0.20〜0.300.30〜0.601.00〜1.600.040以下0.040以下

出典:JIS G 5111:1991 表2/確認日 2026年8月5日。単位は%。

機械的性質(規格値)

記号熱処理降伏点又は耐力 N/mm²引張強さ N/mm²伸び %絞り %硬さ HB
SCMn 1A焼ならし焼戻し275以上540以上17以上35以上143以上
SCMn 1B焼入焼戻し390以上590以上17以上35以上170以上

SCMn1 には A と B の2つがあります。記号末尾の A は焼ならし焼戻し、B は焼入焼戻しを表し、同じ成分でも機械的性質の規格値が変わります。

SCMn 1A と SCMn 1B では、降伏点で 275以上 と 390以上 の差があります。発注時に A か B かを指定しないと、この差が決まりません。

「ただし、表3以外の熱処理を行った場合の機械的性質は、受渡当事者間の協定による」とも規定されています。

出典:JIS G 5111:1991 箇条4・表3/確認日 2026年8月5日。

16種類の化学成分(表2)

記号適用CSiMnPSNiCrMo
SCC 3構造用0.30〜0.400.30〜0.600.50〜0.800.040以下0.040以下
SCC 5構造用、耐摩耗用0.40〜0.500.30〜0.600.50〜0.800.040以下0.040以下
SCMn 1構造用0.20〜0.300.30〜0.601.00〜1.600.040以下0.040以下
SCMn 2構造用0.25〜0.350.30〜0.601.00〜1.600.040以下0.040以下
SCMn 3構造用0.30〜0.400.30〜0.601.00〜1.600.040以下0.040以下
SCMn 5構造用、耐摩耗用0.40〜0.500.30〜0.601.00〜1.600.040以下0.040以下
SCSiMn 2構造用(主としてアンカーチェーン用)0.25〜0.350.50〜0.800.90〜1.200.040以下0.040以下
SCMnCr 2構造用0.25〜0.350.30〜0.601.20〜1.600.040以下0.040以下0.40〜0.80
SCMnCr 3構造用0.30〜0.400.30〜0.601.20〜1.600.040以下0.040以下0.40〜0.80
SCMnCr 4構造用、耐摩耗用0.35〜0.450.30〜0.601.20〜1.600.040以下0.040以下0.40〜0.80
SCMnM 3構造用、強靱材用0.30〜0.400.30〜0.601.20〜1.600.040以下0.040以下0.20以下0.15〜0.35
SCCrM 1構造用、強靱材用0.20〜0.300.30〜0.600.50〜0.800.040以下0.040以下0.80〜1.200.15〜0.35
SCCrM 3構造用、強靱材用0.30〜0.400.30〜0.600.50〜0.800.040以下0.040以下0.80〜1.200.15〜0.35
SCMnCrM 2構造用、強靱材用0.25〜0.350.30〜0.601.20〜1.600.040以下0.040以下0.30〜0.700.15〜0.35
SCMnCrM 3構造用、強靱材用0.30〜0.400.30〜0.601.20〜1.600.040以下0.040以下0.30〜0.700.15〜0.35
SCNCrM 2構造用、強靱材用0.25〜0.350.30〜0.600.90〜1.500.040以下0.040以下1.60〜2.000.30〜0.900.15〜0.35

出典:JIS G 5111:1991 表2/確認日 2026年8月5日。単位は%。

規格上の表記は「SCMn 1」とスペースが入ります。「SCMn1」と続けて書くのは通称で、規格票を検索するときは0件になります。

表1の備考に「遠心力鋳鋼管には、上表の記号の末尾に、これを表す記号 -CF を付ける(例 SCC 3-CF)」と規定されています。「SCC 3-CF」は別の鋼種ではなく、SCC 3 を遠心力鋳造で管にしたものです。

3.(化学成分)に「特に必要がある場合、規定されていない元素については、受渡当事者間の協定による」とあります。

出典:JIS G 5111:1991 表1 備考・箇条3/確認日 2026年8月5日。

この規格に共通する事項(【訂正】この分類は「低マンガン鋼鋳鋼品」ではありません・ミルシートの分析方法欄の根拠・規格の基本情報・A と B は熱処理の違いです・この規格は16種類あります・規格の基本情報)は、SCMn の分類ページにまとめています。

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最終更新日:2026年8月17日