構造用高張力炭素鋼及び低合金鋼鋳鋼品
鋳鋼品/JIS G 5111:1991/16鋼種を収録
原典確認済み 規格番号・鋼種一覧は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典を確認しています(確認日:2026年8月5日)。
圧延材ではなく鋳造品です。JIS G 5111 は SCMn だけの規格ではなく、SCC・SCMn・SCMnM・SCCrM・SCMnCrM・SCNCrM を含む全16種類を規定しています。
押さえておきたい点
【訂正】この分類はこれまで「低マンガン鋼鋳鋼品」と表示していましたが、JIS G 5111 の正式名称は「構造用高張力炭素鋼及び低合金鋼鋳鋼品」です。「低マンガン鋼鋳鋼品」という規格はありません。また規格上の表記は「SCMn 1」とスペースが入り、遠心力鋳鋼管には記号の末尾に「-CF」を付ける(例:SCC 3-CF)と表1の備考に規定されています。
全16種類を収録しました
JIS G 5111:1991 表1に規定された種類の記号は全16種類です。これまで SCMn 1・SCMn 2・SCMn 3・SCMn 5 の4種類しか収録していませんでしたが、JIS原典を確認したうえで残る12種類(SCC 3・SCC 5・SCSiMn 2・SCMnCr 2・SCMnCr 3・SCMnCr 4・SCMnM 3・SCCrM 1・SCCrM 3・SCMnCrM 2・SCMnCrM 3・SCNCrM 2)を追加し、全16種類がそろいました。
【訂正】以前この分類で「11種類」と記載していたのは当社の確認漏れによる誤りです。正しくは16種類です。
出典:JIS G 5111:1991 表1/確認日 2026年8月5日
構造用高張力炭素鋼及び低合金鋼鋳鋼品 の鋼種一覧
| 鋼種 | 分類・規格 | 特徴 |
|---|---|---|
| SCMn1 | JIS G 5111:1991 表1 | 規格上の表記は「SCMn 1」 |
| SCMn2 | JIS G 5111:1991 表1 | 規格上の表記は「SCMn 2」 |
| SCMn3 | JIS G 5111:1991 表1 | 規格上の表記は「SCMn 3」 |
| SCMn5SCC3SCC5SCSiMn2SCMnCr2SCMnCr3SCMnCr4SCMnM3SCCrM1SCCrM3SCMnCrM2SCMnCrM3SCNCrM2 | JIS G 5111:1991 表1 | 規格上の表記は「SCMn 5」 |
この規格に共通する事項
この分類の各鋼種ページに共通する規定の解説です。
【訂正】この分類は「低マンガン鋼鋳鋼品」ではありません
JIS G 5111 の正式な規格名称は 「構造用高張力炭素鋼及び低合金鋼鋳鋼品」です。「低マンガン鋼鋳鋼品」という規格はありません。当ページで名称を訂正しました。
この規格は SCMn だけの規格ではなく、SCC・SCMn・SCSiMn・SCMnCr・SCMnM・SCCrM・SCMnCrM・SCNCrM の16種類を規定しています。
出典:JIS G 5111:1991 表1・規格名称/確認日 2026年8月5日。
ミルシートの分析方法欄の根拠
引用規格には JIS G 1211〜1218(炭素・けい素・マンガン・りん・硫黄・ニッケル・クロム・モリブデンの定量方法)、および JIS G 1253(発光分光分析)・G 1256(蛍光X線分析)・G 1257(原子吸光分析)・G 1258(ICP発光分光分析)が挙げられています。
ミルシートの分析方法欄に「G 1253」などと書かれているのは、この引用規格に対応しています。
出典:JIS G 5111:1991 引用規格/確認日 2026年8月5日。
規格の基本情報
JIS G 5111:1991。制定1956年5月25日、最新改正1991年3月1日、最新確認2021年10月20日。
最新改正が1991年と古い規格ですが、確認公示により現行規格として有効です。
出典:JISC規格詳細画面/確認日 2026年8月5日。
A と B は熱処理の違いです
注(1)「記号末尾の A は焼ならし焼戻しを、B は焼入焼戻しを表す」。
同じ成分でも、A と B では降伏点・引張強さ・硬さの規格値が変わります。発注時に A か B かを指定しないと、強度が決まりません。
注(2) 焼ならし温度850〜950 ℃、焼戻温度550〜650 ℃。注(3) 焼入温度850〜950 ℃。
「ただし、表3以外の熱処理を行った場合の機械的性質は、受渡当事者間の協定による」とも規定されています。
出典:JIS G 5111:1991 表3 注(1)(2)(3)/確認日 2026年8月5日。
この規格は16種類あります
JIS G 5111 は SCMn だけの規格ではありません。SCC・SCMn・SCSiMn・SCMnCr・SCMnM・SCCrM・SCMnCrM・SCNCrM の16種類を規定しています。
SCC 3・SCC 5・SCMn 1・SCMn 2・SCMn 3・SCMn 5・SCSiMn 2・SCMnCr 2・SCMnCr 3・SCMnCr 4・SCMnM 3・SCCrM 1・SCCrM 3・SCMnCrM 2・SCMnCrM 3・SCNCrM 2
規格上の表記はスペース入り(「SCMn 1」「SCCrM 1」)です。詰めて書くと規格票の検索で0件になります。
表1の備考に「遠心力鋳鋼管には、上表の記号の末尾に、これを表す記号 -CF を付ける(例 SCC 3-CF)」と規定されています。
出典:JIS G 5111:1991 表1・表1 備考/確認日 2026年8月5日。
規格の基本情報
JIS G 5111:1991(構造用高張力炭素鋼及び低合金鋼鋳鋼品)。制定1956年5月25日、最新改正1991年3月1日、最新確認2021年10月20日。
最新改正が1991年と古い規格ですが、確認公示により現行規格として有効です。
3.(化学成分)に「特に必要がある場合、規定されていない元素については、受渡当事者間の協定による」とあります。
出典:JIS G 5111:1991 箇条3/JISC規格詳細画面/確認日 2026年8月5日。
