SCM415H|H鋼(焼入性保証鋼)
クロムモリブデン鋼/JIS G 4052:2026
✔ 本ページの規格番号・規格値は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで JIS G 4052:2026 の原典を確認して記載しています(確認日:2026年8月5日)。
SCM415H の材質は、JIS G 4052:2026 で規定されたH鋼(焼入性保証鋼)です。以下の各表は、このJIS G 4052:2026の原典を確認して記載しています。
SCM415H とは
SCM415H は JIS G 4052:2026(焼入性を保証した構造用鋼鋼材)のクロムモリブデン鋼に分類される鋼種です。末尾のHは焼入性(Hardenability)を保証していることを表します。
同名の一般鋼 SCM415 と比べると、化学成分の範囲はやや広く取られる一方、ジョミニー試験による焼入性が上限・下限つきで保証されます。熱処理後の硬さを安定させたい量産部品向けの鋼種です。
化学成分(規格値)
| C | Si | Mn | P | S | Ni | Cr | Mo | Cu |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0.12〜0.18 | 0.15〜0.35 | 0.55〜0.95 | 0.030以下 | 0.030以下 | 0.25以下 | 0.85〜1.25 | 0.15〜0.30 | 0.30以下 |
出典:JIS G 4052:2026 表2/確認日 2026年8月5日。溶鋼分析値、単位は%。「—」は規定がないことを示します。
焼入性の保証
JIS G 4052:2026 7.1 a) には次のように規定されています。
鋼材は、10.2.1の試験を行い、指定された試験片焼入端からの距離における焼入性は、表7〜表30の表の値による。ただし、距離が表に規定されていない場合には、図から読み取った値を参考にして、受渡当事者間の協定によって上限及び下限の値を決める。
焼入性試験は JIS G 0561(鋼の焼入性試験方法/一端焼入方法)によります。いわゆるジョミニー試験で、焼入端からの距離ごとの硬さの上限・下限が鋼種別に定められています。24鋼種それぞれに専用の焼入性表(表7〜表30)があり、SCM415H は 表18です。その規格値を次に掲載します。
出典:JIS G 4052:2026 7.1 a)・箇条2/確認日 2026年8月5日
焼入性の規格値(ジョミニー試験)
| 硬さ HRC | 試験片焼入端からの距離(mm) | ||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1.5 | 3 | 5 | 7 | 9 | 11 | 13 | 15 | 20 | 25 | 30 | 35 | 40 | 45 | 50 | |
| 上限 | 46 | 45 | 42 | 38 | 34 | 31 | 29 | 28 | 26 | 25 | 24 | 24 | 23 | 23 | 22 |
| 下限 | 39 | 36 | 29 | 24 | 21 | 20 | — | — | — | — | — | — | — | — | — |
出典:JIS G 4052:2026 表18/確認日 2026年8月5日。焼ならし温度 925 ℃・焼入れ温度 925 ℃。「—」は規定がないことを示します。
この規格に共通する事項(H鋼 24種類の全体像・製造方法)は、H_STEEL の分類ページにまとめています。
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当社の対応
当社が自社設備で加工しているのは SS400(一般構造用圧延鋼材)の厚板ガス切断・溶断です。SCM415H については、協力会社への手配を含めてお見積りを承ります。形状・寸法・数量と、必要な焼入性の範囲をお知らせください。
