自動車加工性冷間圧延高張力鋼板
薄板・鋼板/JIS G 3135:2025/9鋼種を収録
原典確認済み 規格番号は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典を確認しています(確認日:2026年8月4日)。個別の鋼種ページには、当該JISで規定されている化学成分、機械的性質、適用条件などを、原典確認済みの範囲で掲載しています。
自動車ボディ用の冷延ハイテン。340〜980N/mm²級まで幅広く、DP鋼・TRIP鋼などの組織制御鋼も含まれる。車体軽量化の中核材料。
加工・取扱いのポイント
参考情報
この項目はJIS規格値ではありません。一般的な傾向、およびメーカー資料・当社の加工/調達経験にもとづく実務情報です。入手性・加工条件は時期・メーカー・数量によって異なります。
780級以上は遅れ破壊・溶接部強度に注意。プレスは高剛性機が必要。
自動車加工性冷間圧延高張力鋼板の鋼種一覧
| 鋼種 | 規格・成分の目安 参考 | 特徴 参考 |
|---|---|---|
| SPFC340 | 引張340 N/mm²以上 | 冷延ハイテンの入口 |
| SPFC370 | 引張370 N/mm²以上 | |
| SPFC390 | 引張390 N/mm²以上 | |
| SPFC440 | 引張440 N/mm²以上 | パネル補強材クラス |
| SPFC490 | 引張490 N/mm²以上 | |
| SPFC540 | 引張540 N/mm²以上 | |
| SPFC590 | 引張590 N/mm²以上 | 骨格部材クラス |
| SPFC780 | 引張780 N/mm²以上 | DP鋼等の超ハイテン域 |
| SPFC980 | 引張980 N/mm²以上 | ピラー補強等の最高強度域 |
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☎ 03-3653-9321
この規格に共通する事項
この分類の各鋼種ページに共通する規定の解説です。
種類の記号の体系
JIS G 3135:2025 の鋼板及び鋼帯は 13 種類で、区分は4つに分かれます。
| 区分 | 種類の記号 | 適用厚さ mm |
|---|---|---|
| 絞り加工用鋼板 | SPFC340・SPFC370 | 0.6以上 2.3以下 |
| 加工用鋼板 | SPFC390・440・490・540・590 | 0.6以上 2.3以下 |
| 低降伏比型鋼板 | SPFC490Y・540Y・590Y | 0.6以上 2.3以下 |
| 低降伏比型鋼板 | SPFC780Y・SPFC980Y | 0.8以上 2.0以下 |
| 焼付硬化型鋼板 | SPFC340H | 0.6以上 1.6以下 |
末尾の Y は「低降伏比型」、H は「焼付硬化型」を表します。
出典:JIS G 3135:2025 箇条4・表1
Y の意味は熱延(SPFH)と異なります
| 規格 | Y の意味 |
|---|---|
| JIS G 3134(熱延・SPFH) | 高加工用 |
| JIS G 3135(冷延・SPFC) | 低降伏比型 |
同じ「Y」でも規格が違えば意味が変わります。図面で SPFH と SPFC を取り違えないようご注意ください。
出典:JIS G 3134:2025 表1/JIS G 3135:2025 表1
