SSC400|一般構造用軽量形鋼
冷間成形軽量形鋼/JIS G 3350:2021
原典確認済み 規格値は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典を確認して記載しています(確認日:2026年8月4日)。
SSC400 とは
SSC400 は JIS G 3350:2021(一般構造用軽量形鋼/Light gauge steel sections for general structure)に規定された鋼材です。建築及びその他の構造物に用いる冷間成形の軽量形鋼が対象です。
この規格に規定されている鋼種は SSC400 の1種類だけです。JIS G 3350:2021 箇条4 には「軽量形鋼は、1種類とし、種類の記号、断面形状による名称及び断面形状記号は、表1による」と規定されています。
出典:JIS G 3350:2021 箇条1・箇条4
断面形状は6つある
鋼種は1つですが、断面形状は6種類が規定されています。表1は「種類の記号(SSC400)に対して6つの断面形状が並ぶ」構造になっています。
| 断面形状による名称 |
|---|
| 軽溝形鋼 |
| 軽Z形鋼 |
| 軽山形鋼 |
| リップ溝形鋼 |
| リップZ形鋼 |
| ハット形鋼 |
出典:JIS G 3350:2021 表1/確認日 2026年8月5日。
適用厚さ
| 適用厚さ mm |
|---|
| 1.6 以上 6.0 以下 |
出典:JIS G 3350:2021 表2/確認日 2026年8月5日。
「軽量形鋼」の名のとおり、対象は薄板の冷間成形品です。適用厚さは 1.6〜6.0mm で、厚板は含まれません。
出典:JIS G 3350:2021 表2
化学成分(規格値)
| C | P | S |
|---|---|---|
| 0.25以下 | 0.050以下 | 0.050以下 |
出典:JIS G 3350:2021 表3/確認日 2026年8月5日。上表は溶鋼分析値です。単位は%。
化学成分は C・P・S の3元素しか規定されていません。Si・Mn の規定はありません。
表3 の注a) には「必要に応じて、この表に記載していない合金元素を添加してもよい」とあります。冷間成形で形をつくる材料のため、成分の縛りが最小限になっています。
出典:JIS G 3350:2021 表3・注a)
機械的性質(規格値)
| 厚さ mm | 試験片 | 降伏点又は耐力 N/mm² | 引張強さ N/mm² | 伸び % |
|---|---|---|---|---|
| 1.6 以上 5.0 以下 | 5号 | 245以上 | 400〜540 | 21以上 |
| 5.0 超え 6.0 以下 | 1A号 | 245以上 | 400〜540 | 17以上 |
出典:JIS G 3350:2021 表4/確認日 2026年8月5日。1 N/mm²=1 MPa。
厚さ 5.0mm を境に試験片と伸びの規定が変わります。降伏点(245以上)と引張強さ(400〜540)は共通です。引張強さには上限 540 N/mm² も定められています。
出典:JIS G 3350:2021 表4
製造方法
JIS G 3350:2021 箇条5 には次のように規定されています。
軽量形鋼は、熱間圧延鋼板及び鋼帯、冷間圧延鋼板及び鋼帯、並びにめっき鋼板及び鋼帯から冷間成形によって製造する。めっき鋼板及び鋼帯から製造する場合のめっきの種類は、A.1 による。
素材としてめっき鋼板も使える点が特徴です。
出典:JIS G 3350:2021 箇条5
角部の曲率半径:軽量形鋼の角部の曲率半径は、厚さ(t)の中心線で、通常 1.5t とします。
断面寸法:断面形状、標準断面寸法の呼び名、断面寸法、断面積及び単位質量は、表5〜表10 によります。6つの断面形状それぞれに専用の寸法表があります。
出典:JIS G 3350:2021 8.1
当社の対応
当社が自社設備で加工しているのは SS400(一般構造用圧延鋼材)の厚板ガス切断・溶断です。SSC400 については、協力会社への手配を含めてお見積りを承ります。形状・寸法・数量・熱処理の要否をお知らせいただければ、調達可否とあわせてご回答します。
最終更新日:2026年8月17日
