SR785|鉄筋コンクリート用棒鋼(丸鋼)
一般構造用鋼/JIS G 3112:2025
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SR785 の材質は、JIS G 3112:2025 で規定された鉄筋コンクリート用棒鋼(丸鋼)です。以下の各表は、このJIS G 3112:2025の原典を確認して記載しています。
SR785 とは
SR785 は JIS G 3112:2025(鉄筋コンクリート用棒鋼)に規定された丸鋼です。丸鋼3種類(SR235・SR295・SR785)のうち、最も強度の高い種類です。
表1の注a)により、SR785 は主にせん断補強筋に用いられるものと規定されています。同じ注記が付くのは SD685R・SD785R で、この3種類だけ曲げ角度が90°、曲げ内側半径が公称直径の1.5倍と、他の種類と扱いが異なります。
出典:JIS G 3112:2025 箇条4・表1・表1注a)/確認日 2026年8月5日
化学成分(規格値)
| C | Si | Mn | P | S | 炭素当量 |
|---|---|---|---|---|---|
| 0.45以下 | 1.00以下 | 2.00以下 | 0.040以下 | 0.040以下 | 0.80以下 |
出典:JIS G 3112:2025 表2/確認日 2026年8月5日。上表は溶鋼分析値です。単位は%。「—」は規定がないことを示します。
機械的性質(規格値)
| 降伏点又は耐力 | 785以上 N/mm² |
|---|---|
| 引張強さ | 924以上 N/mm² |
| 降伏比 | 規定なし |
| 伸び | 8以上(%) |
| 曲げ角度 | 90°(受渡当事者間の協定によって変更してもよい) |
| 曲げ内側半径 | 公称直径の1.5倍(受渡当事者間の協定によって変更してもよい) |
出典:JIS G 3112:2025 表3/確認日 2026年8月5日。1 N/mm²=1 MPa。
JIS G 3112:2025 の13種類
箇条4に「丸鋼の種類は3種類、異形棒鋼の種類は10種類とし、種類の記号は表1による」と規定されています。
| 丸鋼(3種) | SR235、SR785、SR785 注a) |
|---|---|
| 異形棒鋼(10種) | SD295、SD345、SD390、SD490、SD590A、SD590B、SD685A、SD685B、SD685R 注a)、SD785R 注a) |
注a) 主にせん断補強筋に用いられる。/出典:JIS G 3112:2025 箇条4・表1
SD295A・SD295B は現行規格に存在しません。現行は SD295 の1種類だけです。
降伏点の上限・降伏比の規定
鉄筋の規格値には、他の構造用鋼材にはあまりない特徴が2つあります。
1. 降伏点に上限がつくのは SD345 以上。SR235・SR785・SD295・SD685R・SD785R は「235以上」のように下限だけですが、SD345 からは「345〜440」と上限が入ります。設計で想定した以上の強度が出ると、降伏ヒンジの位置がずれるなど設計意図が崩れるためです。
2. 降伏比(降伏点/引張強さ)の規定は SD345〜SD685B のみ。SD345・SD390・SD490・SD590B・SD685B は80%以下、SD590A・SD685A は85%以下。A材とB材の違いは、この降伏比と引張強さの組合せです(B材のほうが降伏点の範囲が狭く、引張強さが高く、降伏比が低い)。
さらに SD590A・SD590B・SD685A・SD685B には「降伏棚のひずみ度は1.4%以上」という規定もあります。高強度鉄筋でも降伏後の塑性域を確保させるためです。
出典:JIS G 3112:2025 表3・表3注d)
伸びと曲げ性の読み方
試験片は「準じる試験片」を使います。3.3に「準じる試験片=平行部に節及び/又はリブがある引張試験片又は曲げ試験片」と定義され、注釈2で「準じる試験片は、製品のままとし、機械加工を行ってはならない」とされています。異形棒鋼は節やリブを削らず、そのままの形で試験します。
太径になると伸びの規格値が下がります。注b)「異形棒鋼で、寸法が呼び名D32を超えるものについては、呼び名3を増すごとにこの表の伸びの値からそれぞれ2を減じる。ただし、減じる限度は4とする」。
曲げ角度は SD490 を境に180°から90°へ。SR235・SR785・SD295・SD345・SD390 は180°、SD490 以上は90°です。内側半径も呼び名によって変わり、SD345 は D16以下=1.5倍/D16超えD41以下=2倍/D51=2.5倍 の3段階です。
降伏点は上降伏点 ReH。特に指定がない場合は上降伏点とし、降伏点が現出しないときは耐力(0.2%オフセット法:Rp0.2)を測定します。
出典:JIS G 3112:2025 3.3・表3注a)b)
化学成分の注意点
丸鋼 SR235・SR785 には、実質的な化学成分の規定がありません。表2で C・Si・Mn・炭素当量がすべて「−」で、規定があるのは P 0.050%以下と S 0.050%以下だけです。
表2の注a) には「必要に応じて、この表に記載していない合金元素及びこの表で“−”と記載している元素を添加してもよい」とあります。
炭素当量の規定は SD345 以上と SR785 のみ。SD295 と SR235・SR785 は「−」です。溶接や圧接を行う強度クラスから炭素当量の上限が入る、という構成になっています。
出典:JIS G 3112:2025 表2・表2注a)
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当社の対応
当社が自社設備で加工しているのは SS400(一般構造用圧延鋼材)の厚板ガス切断・溶断です。SR785 については、協力会社への手配を含めてお見積りを承ります。呼び名・長さ・数量をお知らせください。
