高温配管用炭素鋼鋼管
鋼管/JIS G 3456:2024/3鋼種を収録
350℃を超える高温配管用の炭素鋼鋼管。キルド鋼で高温強度を保証。
加工・取扱いのポイント
この項目はJIS規格値ではありません。一般的な傾向、およびメーカー資料・当社の加工/調達経験にもとづく実務情報です。入手性・加工条件は時期・メーカー・数量によって異なります。
さらに高温(450℃超)になるとSTPA(合金鋼管)の領域。
高温配管用炭素鋼鋼管の鋼種一覧
| 鋼種 | 規格・成分の目安 参考 | 特徴 参考 |
|---|---|---|
| STPT370 | 引張370以上・高温用 | 350℃超の蒸気配管 |
| STPT410 | 引張410以上・高温用 | |
| STPT480 | 引張480以上・高温用 |
この規格に共通する事項
この分類の各鋼種ページに共通する規定の解説です。
キルド鋼を使うことが規定されています
箇条5 a) に「管は、キルド鋼を用いて」と明記されています。脱酸を十分に行った鋼を使う、ということが製造方法の条文で決まっています。
STPT370・STPT410 は継目無し(S)と電気抵抗溶接(E)、STPT480 は継目無し(S)のみです。
熱処理は、熱間仕上げ継目無鋼管が「製造のまま。ただし、必要に応じて、低温焼なまし又は焼ならしを行ってもよい」、冷間仕上げ継目無鋼管が「低温焼なまし又は焼ならし」。
出典:JIS G 3456:2024 箇条5・表1・表2/確認日 2026年8月5日
伸びを適用しない管があります
注b)「外径40 mm未満の管については、伸びを規定しないが、試験の結果は記録する。ただし、受渡当事者間の協定によって、伸びを規定してもよい」。
細い管はミルシートに伸びの値が載っていても、それは規格値との合否判定ではなく記録、ということになります。
出典:JIS G 3456:2024 伸びの注b)/確認日 2026年8月5日
水圧試験か非破壊試験か、選べます
「いずれの特性によるかは、注文者の指定による。注文者の指定がない場合は、製造業者の選択とする」と規定されています。
非破壊試験は超音波探傷試験(JIS G 0582)または渦電流探傷試験(JIS G 0583)です。
水圧試験の記録が必要な場合は、注文時に指定してください。指定がなければメーカーがどちらかを選びます。
出典:JIS G 3456:2024 水圧試験特性又は非破壊試験特性の選択/確認日 2026年8月5日
規格の基本情報
JIS G 3456:2024。当ページはこの年版の原典で確認しています。
他サイトで古い年版が表記されていることがあります。ご注意ください。
出典:JISC規格詳細画面/確認日 2026年8月5日
