石道鋼板株式会社
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機械構造用炭素鋼鋼管

鋼管/JIS G 3445:2025/22鋼種を収録

原典確認済み 規格番号・鋼種一覧は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典を確認しています(確認日:2026年8月5日)。

機械部品に使うことを前提にした炭素鋼鋼管です。箇条4に「管は、22種類とし、種類の記号及び製造方法を表す記号は表1による」と規定されています。

押さえておきたい点

STKM13A の「13」は引張強さではありません。STK(一般構造用/G 3444)の数字が引張強さの目安を表すのに対し、STKM の数字は種類の番号で、末尾の A・B・C が品質区分です。読み方が違います。製造方法を表す記号(S=継目無し/E=電気抵抗溶接/H=熱間仕上げ/C=冷間仕上げ)はG 3444 と共通で、STKM13A-S-H のように表示されます。G3444・G3445・G3466 はいずれも2025年4月21日付の一括改正で、他サイトの古い年版表記にご注意ください。

化学成分・機械的性質は未掲載です

当社が JIS G 3445:2025 の原典で確認できているのは、箇条4(22種類であること)、表1の構造、製造方法を表す記号、および STKM11A・STKM12A・STKM12B・STKM12C の4記号までです。

成分表・機械的性質表はまだ確認できていないため、各鋼種ページにも数値を掲載していません。確認できていない数値を他サイトから写すことはしません。原典の確認が済み次第、出典と確認日を付けて掲載します。

出典:JIS G 3445:2025 箇条4・表1/確認日 2026年8月3日

機械構造用炭素鋼鋼管 の鋼種一覧

鋼種分類・規格特徴
STKM11AJIS G 3445:2025 表111種/品質区分 A(表1で記号を直接確認)
STKM12AJIS G 3445:2025 表112種/品質区分 A(表1で記号を直接確認)
STKM12BJIS G 3445:2025 表112種/品質区分 B(表1で記号を直接確認)
STKM12CJIS G 3445:2025 表112種/品質区分 C(表1で記号を直接確認)
STKM13AJIS G 3445:2025 表113種/品質区分 A
STKM13BJIS G 3445:2025 表113種/品質区分 B
STKM13CJIS G 3445:2025 表113種/品質区分 C
STKM14AJIS G 3445:2025 表114種/品質区分 A
STKM14BJIS G 3445:2025 表114種/品質区分 B
STKM14CJIS G 3445:2025 表114種/品質区分 C
STKM15AJIS G 3445:2025 表115種/品質区分 A
STKM15CJIS G 3445:2025 表115種/品質区分 C
STKM16AJIS G 3445:2025 表116種/品質区分 A
STKM16CJIS G 3445:2025 表116種/品質区分 C
STKM17AJIS G 3445:2025 表117種/品質区分 A
STKM17CJIS G 3445:2025 表117種/品質区分 C
STKM18AJIS G 3445:2025 表118種/品質区分 A
STKM18BJIS G 3445:2025 表118種/品質区分 B
STKM18CJIS G 3445:2025 表118種/品質区分 C
STKM19AJIS G 3445:2025 表119種/品質区分 A
STKM19CJIS G 3445:2025 表119種/品質区分 C
STKM20AJIS G 3445:2025 表120種/品質区分 A
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この規格に共通する事項

この分類の各鋼種ページに共通する規定の解説です。

STKM の記号は「種類の番号」+「品質区分」です

箇条4「管は、22種類とし、種類の記号及び製造方法を表す記号は、表1による」。表1は「種類(11種〜20種)」「品質区分(A・B・C)」の2層で構成されています。

STKM13A の「13」は引張強さではありません。一般構造用炭素鋼鋼管(STK/JIS G 3444)の数字が引張強さの目安を表すのとは、読み方が違います。

A・B・C は同じ成分のまま強度を上げる段階です。例えば13種は STKM13A・13B・13C の3つとも化学成分が同一(C 0.25以下・Si 0.35以下・Mn 0.30〜0.90)で、引張強さだけが 370→440→510 と上がります。成分ではなく、加工と熱処理で強度を作り分ける構造です。

出典:JIS G 3445:2025 箇条4・表1・表2・表3/確認日 2026年8月5日。

C区分にはへん平性・曲げ性の規定がありません

表3のへん平性・曲げ性の欄を見ると、末尾がCの鋼種はすべて「-」です。

C区分は冷間仕上げで強度を上げた区分で、そのぶん変形能の規定が外れています。注c) に「冷間仕上げ後、熱処理を実施しない管については、伸びを規定しないが、試験の結果は記録する」とあり、伸びについても同様の扱いです。

曲げ加工を前提とする用途では、A区分・B区分を選ぶ必要があります。

出典:JIS G 3445:2025 表3 注c)/確認日 2026年8月5日。

へん平性・曲げ性(表3)

記号へん平性 平板間の距離(H)曲げ角度曲げ性 内側半径
STKM11A1/2 D180°4 D
STKM12A2/3 D90°6 D
STKM12B2/3 D90°6 D
STKM12C
STKM13A2/3 D90°6 D
STKM13B3/4 D90°6 D
STKM13C
STKM14A3/4 D90°6 D
STKM14B7/8 D90°8 D
STKM14C
STKM15A3/4 D90°6 D
STKM15C
STKM16A7/8 D90°8 D
STKM16C
STKM17A7/8 D90°8 D
STKM17C
STKM18A7/8 D90°6 D
STKM18B7/8 D90°8 D
STKM18C
STKM19A7/8 D90°6 D
STKM19C
STKM20A7/8 D90°6 D

注e)「へん平試験における平板間の距離(H)の最小値は、厚さの5倍とする。ただし、外径が厚さの5倍以下の場合の平板間の距離(H)は、受渡当事者間の協定による」。

注f)「曲げ角度は、曲げ開始位置からの角度とする」。Dは管の外径を表します。

STKM11A だけ曲げ角度が180°で、他はすべて90°です。へん平性も 1/2 D と最も厳しく、いちばん軟らかい鋼種であることが規格値に出ています。

出典:JIS G 3445:2025 表3 注e) 注f)/確認日 2026年8月5日。

伸びを適用しない管があります

注b)「外径40 mm以下の管については、この表の伸びを適用しない。ただし、試験の結果は記録する。また、受渡当事者間の協定によって、伸びを規定してもよい」。

細い管はミルシートに伸びの値が載っていても、規格値との合否判定ではなく記録、ということになります。

出典:JIS G 3445:2025 表3 注b)/確認日 2026年8月5日。

めっき鋼板から製造してもよい

箇条5 b)「管は、注文者の要求がある場合には、めっき鋼板及びめっき鋼帯を用いて製造してもよい。めっき鋼板又はめっき鋼帯を用いて管を製造する場合には、附属書Aに規定するめっきの種類及びめっきの付着量を適用することが望ましい」。

また a) に「ただし、必要な場合には、管に適切な熱処理を行ってもよい」、c) に「管端形状は、特に指定がない場合、プレンエンドとする」と規定されています。

製管方法は 11種〜13種が継目無し(S)・電気抵抗溶接(E)・鍛接(B)、14種以降は継目無し(S)・電気抵抗溶接(E)です。仕上げ方法は熱間仕上げ(H)・冷間仕上げ(C)、表示は電気抵抗溶接まま(G)。組み合わせて STKM13A-S-H のように表示されます。

出典:JIS G 3445:2025 箇条5・表1/確認日 2026年8月5日。

15種と20種には特別な注記があります

注b)「15種の管は、電気抵抗溶接鋼管の場合、受渡当事者間の協定によって、C の下限値を変更してもよい」。STKM15A・STKM15C は C 0.25〜0.35 と下限のある鋼種ですが、電縫管では協定で動かせます。

また STKM20A だけが Nb+V 0.15 %以下 を規定されています。22種類のうち、ニオブ・バナジウムの規定を持つのはこの1鋼種だけです。

注a)「必要に応じて、この表に記載していない合金元素及び“-”と記載している元素を添加してもよい」。

出典:JIS G 3445:2025 表2 注a) 注b)/確認日 2026年8月5日。

規格の基本情報

JIS G 3445:2025。制定1961年2月1日、最新改正2025年4月21日。

G 3444(一般構造用炭素鋼鋼管)・G 3445(機械構造用炭素鋼鋼管)・G 3466(一般構造用角形鋼管)はいずれも2025年4月21日付の一括改正です。他サイトの古い年版表記にご注意ください。

出典:JISC規格詳細画面/確認日 2026年8月5日。