ボイラ・熱交換器用合金鋼鋼管
鋼管/JIS G 3462:2023/8鋼種を収録
原典確認済み 規格番号は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典を確認しています(確認日:2026年8月4日)。個別の鋼種ページには、当該JISで規定されている化学成分、機械的性質、適用条件などを、原典確認済みの範囲で掲載しています。
Cr-Mo系合金のボイラチューブ。高温高圧の過熱器・再熱器に使われる。番号が大きいほど高Crで耐熱性が高い。
加工・取扱いのポイント
参考情報
この項目はJIS規格値ではありません。一般的な傾向、およびメーカー資料・当社の加工/調達経験にもとづく実務情報です。入手性・加工条件は時期・メーカー・数量によって異なります。
溶接後熱処理(PWHT)の管理がシビア。火力発電所の主力材。
ボイラ・熱交換器用合金鋼鋼管の鋼種一覧
| 鋼種 | 規格・成分の目安 参考 | 特徴 参考 |
|---|---|---|
| STBA12 | 0.5Mo・ボイラ用 | |
| STBA13 | 0.5Mo系 | |
| STBA20 | 0.5Cr-0.5Mo | |
| STBA22 | 1Cr-0.5Mo | 過熱器管の定番 |
| STBA23 | 1.25Cr-0.5Mo | |
| STBA24 | 2.25Cr-1Mo | 火力ボイラの主力チューブ |
| STBA25 | 5Cr-0.5Mo | |
| STBA26 | 9Cr-1Mo | 最高温域のボイラ管 |
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☎ 03-3653-9321
この規格に共通する事項
この分類の各鋼種ページに共通する規定の解説です。
記号とクロム量の対応
STBA の記号は、クロム量の段階に対応しています。
| 記号 | 分類 | Cr | Mo |
|---|---|---|---|
| STBA12・13 | モリブデン鋼鋼管 | 規定なし | 0.45〜0.65 |
| STBA20 | クロムモリブデン鋼鋼管 | 0.50〜0.80 | 0.40〜0.65 |
| STBA22 | 〃 | 0.80〜1.25 | 0.45〜0.65 |
| STBA23 | 〃 | 1.00〜1.50 | 0.45〜0.65 |
| STBA24 | 〃 | 1.90〜2.60 | 0.87〜1.13 |
| STBA25 | 〃 | 4.00〜6.00 | 0.45〜0.65 |
| STBA26 | 〃 | 8.00〜10.00 | 0.90〜1.10 |
出典:JIS G 3462:2023 表1・表3
合金量が増えると選択肢が減ります
STBA は、クロム量が増えるほど清浄度・熱処理・製管方法の3つが同じ方向で厳しくなります。
| 項目 | STBA12〜22 | STBA23〜26 |
|---|---|---|
| P・S | 0.035% 以下 | 0.030% 以下 |
| 熱処理の選択肢 | 低温/等温/完全焼なまし+焼ならし系 | 等温/完全焼なまし+焼ならし後焼戻しのみ |
| 製管方法(25・26) | 継目無し・電気抵抗溶接 | STBA25・26 は継目無しのみ |
また表2 の注a)により、電気抵抗溶接鋼管には低温焼なましを適用しません。製管方法によって使える熱処理も変わります。
出典:JIS G 3462:2023 表1・表2・表3
