ボイラ・熱交換器用炭素鋼鋼管
鋼管/JIS G 3461:2023/3鋼種を収録
原典確認済み 規格番号は、日本産業標準調査会(JISC)の規格票閲覧サービスで原典を確認しています(確認日:2026年8月4日)。個別の鋼種ページには、当該JISで規定されている化学成分、機械的性質、適用条件などを、原典確認済みの範囲で掲載しています。
ボイラの水管・煙管、熱交換器のチューブ用鋼管。伝熱面に使うため薄肉での品質管理が厳しい。
加工・取扱いのポイント
参考情報
この項目はJIS規格値ではありません。一般的な傾向、およびメーカー資料・当社の加工/調達経験にもとづく実務情報です。入手性・加工条件は時期・メーカー・数量によって異なります。
拡管(エキスパンド)施工に耐える延性が求められる。
ボイラ・熱交換器用炭素鋼鋼管の鋼種一覧
| 鋼種 | 規格・成分の目安 参考 | 特徴 参考 |
|---|---|---|
| STB340 | 引張340以上・ボイラ管 | 水管・煙管の標準 |
| STB410 | 引張410以上・ボイラ管 | |
| STB510 | 引張510以上・ボイラ管 | 高強度伝熱管 |
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この規格に共通する事項
この分類の各鋼種ページに共通する規定の解説です。
3鋼種の成分比較
| 種類の記号 | C | Mn | 引張強さ N/mm² |
|---|---|---|---|
| STB340 | 0.18以下 | 0.30〜0.60 | 340以上 |
| STB410 | 0.32以下 | 0.30〜0.80 | 410以上 |
| STB510 | 0.25以下 | 1.00〜1.50 | 510以上 |
出典:JIS G 3461:2023 表3・表4/確認日 2026年8月5日。Si(0.35以下)・P(0.035以下)・S(0.035以下)は3鋼種すべて共通です。
STB510 は STB410 より炭素が低いのに、強度は高くなっています。
| C | Mn | 引張強さ | |
|---|---|---|---|
| STB410 | 0.32以下 | 0.30〜0.80 | 410以上 |
| STB510 | 0.25以下 | 1.00〜1.50 | 510以上 |
炭素を下げてマンガンを大幅に上げることで、強度を上げつつ溶接性を確保する成分設計です。記号の数字順に炭素が増えるわけではありません。
出典:JIS G 3461:2023 表3・表4
注a)Si の下限指定:注文者の指定によって、Si を 0.10%〜0.35% としてもよい。通常は上限のみの規定ですが、指定により下限を設けられます。
表3の但し書き:必要に応じて、この表に記載していない合金元素を添加してもよい。
出典:JIS G 3461:2023 表3・注a)
種類の記号と製造方法を表す記号
JIS G 3461:2023 表1 では、種類の記号とは別に製造方法を表す記号が定められています。
| 製管方法 | 継目無し=S/電気抵抗溶接=E |
|---|---|
| 仕上げ方法 | 熱間仕上げ=H/冷間仕上げ=C/電気抵抗溶接まま=G |
出典:JIS G 3461:2023 表1
同じ鋼管群の姉妹規格
| STB | JIS G 3461:2023 ボイラ・熱交換器用炭素鋼鋼管(3種類) |
|---|---|
| STBA | JIS G 3462:2023 ボイラ・熱交換器用合金鋼鋼管(8種類) |
| STBL | JIS G 3464:2023 低温熱交換器用鋼管(3種類) |
3規格とも2023年改正で年版が揃っています。
出典:日本産業標準調査会 規格詳細画面(2026年8月5日確認)
